20代後半の女性クライアントの方は、
小学生の頃から、声優になるのが夢
だったんですね。
それを少しでも親や友達に言おうものなら、
「ムリに決まってるでしょ」
「いつまで夢見てるの?」
とたちまち「口撃」されるので、
夢を封印してしまったんですね。
自分の周りはドリームキラーばかりで、
ずっと否定され続け、殺意すら湧いて
くるとの事でした。
人間(じんかん)距離はとっていたものの、
「あんなひどい事を、何で言われなきゃ
ならないんだろう?」
と過去の出来事がまざまざと甦ってきて、
怒りと虚しさで眠れなくなったんですね。
そのため、いつの間にか
ドリームキラー=人間のクズ
という公式ができ上がりました。
そこで、
あんなひどい事についての
内容が、どんなものだったのか
聞いてみると、
「声優の世界は厳しく、
アニメが好きだからといって、
なれる訳ではない」
「養成所に行っても、
プロの声優になれるのは、
ほんの一握りで、お金にならない」
「最近はルックスも問われるし、
特徴的な声でもないので、
オーディションを受けてもムダ」
など、大体こんな感じでしょうか。
そんな時、このクライアントさんは、
「アニメは好きだけど、
単に好きというだけで、
声優になりたいと思った訳じゃない」
「養成所に通って、
そこでチャンスを掴み、
プロになった人もいる」
「ルックスはしょうがない。
今は特徴的な声でなくても、
勉強すれば色々な声が出せる
ようになる」
と心の中で反論していたんですね。
って、事はですよ。
これって単に、
意見の相違ぢゃーないですか?
自分と相手の意見が違うという「事実」
これにプラスして、
「あんなひどい事を言われて、
すごく傷ついた」
「あいつらは人間のクズ=
ドリームキラーだ」
っていう、憎しみのこもった「感情」を
自ら「選んだ」だけじゃないのかな。
自分の意見とは根本的に違う人=
ドリームキラーと名づけて、
怒りの感情を選択したのは、だ~れだ?
それ、アタシだ!!
って事に、なりませんか?
実は、
ドリームキラーの正体って、
「自分」が作り出した幻、
イリュージョン
なんですよん。そう、
プリンセス天功並みの笑。
例えば、
社会に出ると、
自分と相手の意見が合わない事って、
フツーにありますよね?
そこには〇×も正誤もなく、
ただ、違う。
それだけが「事実」のはず。
そこに「ムカッ(-_-メ)」「許せん」
「死ねばいいのに」っていう
「感情」を選択したのは、
他ならぬ「自分」なんですよね。
だとしたら、
自分で選び直す事もできるワケです。
そこで必要なのが、
自分へのクエスチョーン
「本当は、どうしたい?
自分は、どうなりたい?」
その出た答えを「光」とするならば、
ドリームキラーは「闇」
どちらも自分が持っているんですよね。
部屋の電気と同じく、
スイッチをパチッとつけたら
明るくなるので、
光の前に住める闇はなし。
アラ不思議。
ドリームキラーはいずこへ?
いつの間にかいなくなっていましたとさ。
∴本当はドリームキラーなんていませんから。
全ては幻想ですから、残念。
安心して魂の声のする方へ、
する方へ。
最後に・・・
雨が降っている時は、
ワイパーを見つめるんじゃなくて、
その先にある虹を探してね(^_^)/~
P.S
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