何でも反抗する娘（←そう写っていたらしい）
の将来を本気で案じ、三者面談には未空父が
会社を休んで、夫婦揃ってやって来た。

これには担任も相当に驚いていたらしい。

ちなみに、2人の弟の面談時は母だけだった。

私にはいわゆる普通の友達もいたが、
ヤンキーの子達には交換日記を通して、

より深いご縁があり、
私の知らない世界を見せてくれたのだ。

おかげで部屋の壁中、落書きだらけの家や、
夕ご飯がコーラとポテトチップスだったり、

給食に出てくるメニューを食べた事が
なかったり、

おとーさんの指が10本なかったり、

おにーさんがサラシを巻いてドスを
持っていたり、

おかーさんがオトコと失踪してたり、
など色～～～んな家庭事情を知ったのだ。

正直、こんな環境で、どうやったら良い子
が生まれるの？　まともに育つの？

とやるせない気持ちになった事もある。

だって、生まれる家庭を子供は選べない。
両親も選べない。そんな世の中の裏事情を

14歳で目の当たりにして、
生育歴の重要性を思い知ったのだ。

だからこそ、自分の家の四季折々の
温かな食事や手作りのお弁当は、
決して当たり前ではない事を痛感できた。

両親に感謝する事もできた。
直接、伝えられるところまでは
いかなかったけれど。

自分の生まれた環境を心底、
有り難いと思えた。

私にとってヤンキーの子達との
交換日記は、ホントいい事尽くめ
だったんだよ。

まして今となってはその体験が、
私の仕事に大きく役立ってるんだから。

どんなに朱に交わっても、決して赤く
ならない人間だっているんだよ！！

時には、
 
ことわざだって疑え。

自分が手塩にかけて育てている、
実の娘を信じよ(￣^￣)ゞ
 

 
お店の大将がお客さんに喜んでほしくて、毎日食材探しに5～6時間かけるという、こだわりのお料理の数々。美味しい料理はカラダだけではなく、魂まで元気にしてくれる。このお肉は柔らかくって、口福そのもの。お肉大好きの私には、ただただ至福だった・・・

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小学2年生で谷中から転校した私は、
クラス中から凄まじいいじめに遭い、
登校拒否寸前まで追い込まれた。

そのいじめがかろうじて終わってから、
なぜか年下の学年の子も含め、どこか

「欠けている子」

と付き合っていた。

片親だったり、
経済的に恵まれていなかったり、

メンタルに問題があったりなど、
「欠けている」という表現には
語弊があるが、

皆が避けるような子達から
なぜか誘われていた。

中学生になると、それが

交換日記（←時代を感じさせるワードだね（笑））

という形で具現化され、
申し込んで来るのは、

決まって家庭に問題のある
ヤンキーの子ばかりだった。

ある日、授業中に
「ガムを出しなさい」と
教師に言われたのだが、

私は食べていなかったので、
「食べていません」と答えると、

すかさずヤンキーの子が

「未空がガム食べてるって証拠
あんのかよ、てめー」と啖呵
きってくれたり、

「何か今、欲しい物ある？」
と聞いて来た時に、

「コレが欲しい」な～んて
言おうものなら、勝手にお店から

「永久貸与」して来ちゃうので、
滅多な事は言えなかったり。

様々な場面で、ヤンキーの子達
から良くしてもらったのだが、

未空母から口を酸っぱく言われたのは、

「何で普通の子と付き合わないの？」

だった。

普通＝ヤンキー以外、という事なのだろう。

私は申し込まれたまま、
交換日記をしていただけで、
万引きもしていない、

シンナーも吸っていない、
暴走族の集会にも出ていない（笑）。

髪は黒色で、メイクもした事がなく、
リップクリームは無色透明。

まつ毛はビューラーをやっていると
教師に疑われたが、あくまで生まれつき、
天然だったし、

未だにビューラーを持っていない。

不器用ですから（笑）。

だが、朱に交われば、
赤くなるを懸念した未空母は・・・

後篇に続く

 
お店の大将がお客さんに喜んでほしくて、毎日食材探しに5～6時間かけるという、こだわりのお料理の数々。美味しい料理はカラダだけではなく、魂まで元気にしてくれる。こんなステキなお店を選んで頂いて、心から感謝です。ありがとうございますm(_ _)m

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