登別、江別、紋別など、確かに北海道には、
「別」のつく地名はあるけど、
その理由なんて考えた事なかったわ。
「別」とはアイヌ語で「pet,i ぺッ」、
「川」という意味なんだって。
だから、札幌は元々
「札幌別(さっぽろべつ)」→「サポロペッ」
と呼ばれていたが、
何らかの理由で、
省略されたとするのが有力なんだとか。
「サポロペッ」の意味は「乾いた大きな川」
私の常識では、川は山から出て、
海に注ぐものと思っているが、
前代アイヌ人は逆で、川は海から来て、
山へ行く生き物であると考えていた。
川の合流する所を「落合」と呼ぶらしいが、
前代アイヌ人は「ぺユニホパケ(pet〈川〉
u-hoxpa〈捨て・合う〉-ke〈所〉川の分かれて行く所)」
と名づけ、川が互いに相手を捨て合う所。
つまり、海の方からずっと一緒に
連れ合って登って来た夫婦が、
その場所で夫婦別れをして、
別々になるといったような考え方らしい。
ハイ、それまでよ~ってか(笑)。
時には、「常識」を更新する必要がありそうだ。
前代アイヌ人の目線って、産卵するために、
生まれた川を登ってくるシャケなんだな(笑)。
今年は「ぺッ」で、
カヌーにトライしたくなってきた♪( ´θ`)ノ