東北の被災地にボランティアで、
700個ぐらいのロールケーキを
持って行ったら、800人くらいが
収容されている避難所が、
ロールケーキの受け取りを拒否した、
という実話がある。
そういう避難所には大体、
学校関係者の教頭先生などが
責任者をやっていて、
「800人いるから、
800個持って来てほしい。
そうじゃないと、
公平に分けられない」
という考え方が浸透している。
これは「避難している800人全員が、
ロールケーキが大好きで、
喜んで食べる」という事を前提に
している、としか思えない。
んなワケないでしょ、どー考えても！！
そもそもロールケーキが嫌いだったり、
甘い物が苦手だったり、卵や小麦粉
アレルギーだったり、ダイエット中
だったり、糖尿病だったり、
今は食べる気にならなかったりなど、
様々な理由から、ロールケーキを
受け取らない人も出てくるはずだ。
800人全員に同じ物を、
同じだけ配る事だけが正しい、
のではなく、食べたい人が集まって、
避難所の大イベントとして、
本気のじゃんけんをやってもいいよね（笑）。
ちなみに、数学的には3回、2つ、
2つに分けると、2の3乗なので、
切り分けられるそうな。
みんな一緒、
いわば配給的な同数を配る平等が、
公平なのではなく、
一人ひとりそれぞれの納得感があれば、
公平性が保たれる、
という時代に突入している。
公平って、何だろう？
平等って、どういう事だろう？
アタマを柔らか～くして、
起こる出来事に対して、
「本当はどうなの？」
を絶えず問いかけていきたい。
【700個のケーキを800人に配る時の「公平」とは何か？】
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20171016-00010000-globisv-ind&pos=4
