社会人になる前、
漠然と仕事のデキる人に憧れていた。
別にバリキャリに憧れた訳ではなく、
仕事がデキる人は男も女も、
単純にカッコイイと思ったからだ。
自分が社会人になって、
アルバイトや派遣なども含め、
様々な仕事を経験していくうち、
仕事がデキる=作業をテキパキとこなす、
みたいに捉えていた事に気がついた。
年数が経てば、
誰でも要領やコツがわかってきて、
作業もこなれてくる。これが、
ベテラン=仕事がデキる人、
という事になるのだろう。
だが最近、その上に、
「できた人」というステージがあり、
そこで欠かせないモノは、
「思いやり」ではないかと、
痛感させられているのだ。
職場の新人さんは毎日、
わからない事だらけで、
ミスしたらどうしよう?
という、緊張感と共にある。
そんな時、上に立つ人間が、
思いやりに満ちあふれる「できた人」ならば、
声もかけやすいし、質問もしやすい。
万が一、ミスをした時でも、
一緒にフォローに入ってもらえる安心感がある。
そうすると不安や緊張感が減り、
前向きに仕事に取り組めるベースが育つ。
どの職場にも、デキる人はいるかもしれない。
が、「できた人」というのは、
滅多にお目にかかれない。
私も自分の事は、
思いっきり棚に上げまくり、
下ろした痕跡がない(笑)。
デキる人は時に、
人を緊張させるが、「できた人」は、
その緊張をほぐしてくれる、
いわば、北風と太陽だ。
新人時代に北風を体験したならば、
自分が先輩になった時は、
太陽になればいい。
世界共通、心温かきは万能なり(^-^)