トイレットペーパーの芯を使った
アートって、誰が考えたんだろう?
見慣れている物の中に、その発想を
見出す才能がスゴっ!と感心する。
太極拳をわかりやすく、
チャイニーズ・シャドウ・ボクシング
といったりするが、英語では
「Tai Chi」で大体、通じる。
Tai Chiは一度舞い始めたら、
どんなに間違えようと、
終功と呼ばれる最後の型まで
進まなければならない。
たとえド忘れしても、
最初からやり直しは禁止。
型を間違えたら、
それをうまくごまかすのも、
師範の技のうちと言われた。
「最初からやり直しがきかないのは、
人生と同じなのよ」
と教えてくれたのは、
当時のメンターだった2代目の
太極拳の先生。
だから、
探すのはリセットボタンじゃなくて、
「Re-Start」ボタンなんだよね。
今まで失敗続きだろうが、
赤っ恥をかこうが、道を踏み外そうが、
それは全て貴重な「私有財産」だ。
本当の財産って、
頭脳や蓄積した経験など、
「使っても使ってもなくならないもの」
それともう一つ、
「全てを失った、と思った時に、
最後に残っているもの」
それは、生身のカラダ。
これこそが生きる拠り所となる。
「頭が固いと、体も固い。
体が固いと、心も固い。
全て繋がっています」
と教えてくれたのは、
初代の太極拳の先生。
固いと感じたら、緩めればいい。
柔らかくなれば「柔軟性」が出てきて、
「臨機応変」に対処できる。
これも「Re-Start」に通じるよね。
今から、ここから、こまめな軌道修正を
していこう。わからない事は考えない。
今、できる事をやる!