このところ、専門以外の仕事を頼まれる事が続いているのだが、
先方は十分に納得済み。というより、是非に!と言われるので、
引き受けていた。
自分が考える強みと、他人から見た強みにギャップがあるんだ
ろなぁ、多分。とはいえ、いつもの如く、自分のベストを尽し
てやり切ると、先方の方はとっても喜んで下さり、高く評価
して下さるのがうれしい。と同時に、本当に有り難い。
私はカウンセリングからスタートして、後に美老庵・師匠と
運命的な出会いをした後は、東洋占術が加わった。そして、
後者の方が圧倒的にニーズがある事で、私自身が戸惑っていた。
というのも、占術の世界は吉凶の判「断」、それが人間関係
や金銭面、健康面など、何に反映されるのかという事「象
(しょう)」、この「断」と「象」をちゃんと出せるよう
にならなければならない。
だが、カウンセリングには「断」も「象」も関係ない。占術
とカウンセリングの狭間での戸惑いは、クライアントの方も
惑わせる結果となり、私のネックとなった。
そこで美老庵・師匠に相談すると、「占術だカウンセリング
だと手法にこだわるのではなく、目の前の人と対座する事を、
自分の仕事と思いなさい」と言われ、パーッと霧が晴れた
思いだった。
そうだ、手法にこだわっているのは私自身であって、クライ
アントの方ではない。それならば、スキル=技は全て使って、
クライアントの方のお役に立てるよう、その技を磨いていけ
ばいい。それ以来、手法に対する一切の迷いがなくなった。
使える技は、全て使う。現在、空庵では「命式カルテ」カウ
ンセリング、東洋占術、「ルノルマン」カードリーディング、
チャクラ活性化ヒーリングなど、複合でセッションを行って
いる。美老庵・師匠の存在は、本当に大きい。
私にとって北極星のような人で、何かあった時はまず最初に、
その顔が浮かぶ。頭を下げて、弟子入りを頼んだ時、「俺は
弟子は取らない」と断られたが、「師匠に東洋占術はもち
ろんですが、人生を習いたいんです。よろしくお願いします」
としつこく食い下がった。
すると、根負けしたのか「俺に甘えるのはいいけど、決して
依存はさせないから、そのつもりで」と言われ、初の押し
かけ愛弟子となった、勝手に(笑)。
ねぇ、師匠、専門以外の仕事も、依頼がくるんだから、問題
ないんだよね?「おう、何でもやってみれば、いいんじゃ
ねぇか」とふと、声が聞こえた気がした。
ひるまず歩め、ビビりながら進め。手探りでも何でもいい
からさ。よっしゃ、今日も「アシカ大作戦」で元気にいこう(笑)