「アヴェ・マリア」は有名な曲から無名なものまで数多くあるが、
秋田の聖体奉仕会で聴いた「アヴェ・マリア」がずっと忘れら
れなかった。旅行の参加者に近々洗礼を受ける人がいて、その
お祝いに有志で聖歌隊を作り、彼女に歌のプレゼントをした。
とにかく美しい。その静かで清らかな響きは鳥肌が立ったほど。
この「アヴェ・マリア」については、どの曲集にも含まれない
単独の楽曲で、日本が関ヶ原の戦いに明け暮れていた頃、
ジュリオ・カッチーニによって作曲された。
何百年にも渡って受け継がれる名曲って凄いなぁ。って、
だから名曲なんだけど(笑)。あれから400年以上も経って、
日本は鎖国どころか、一気にグローバル・スタンダード化し、
世界中の名曲をネットでダウンロードできる時代になった。
国境を超え、時代を超え、アジア人の私をこれほどまでに
感動させるとは、さすがヨーロピアンのカッチーニも考えな
かっただろう。この「アヴェ・マリア」は私にとって、
デトックス・ソングでもある(笑)。ただ、聴いているだけで、
カラダ全身から毒素が抜けて、浄化される気がするのだ。
外は雨。こんな日に聴くと、格別に美しい。改めて、こんな
名曲を残してくれた偉大な作曲家、ジュリオ・カッチーニに
心から感謝したい。この深い感動をどうもありがとう!!