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空庵事務所での最年少更新!静岡からのリピーターのお客様

2013 年 9 月 23 日

空庵事務所での最年少のお客様は、16歳の高校生だったが、
その記録を更新して、12歳のお客様がいらっしゃった。お母様
は2度目だが、今回はお子さんの事を中心に聞きたいとの事で、
連れて来られたのだ。

ドアを開けたものの、お子さんは入る事を頑なに拒んでいたので、
私は「ムリしなくていいからね。どっかで遊んでてもいいよ」と声を
かけた。だが、大好きなお母さんとは片時も離れたくないようだ。

渋々、事務所内に入ると、私の椅子を見て「社長の椅子みたい」
と笑ってくれた。ジュースでも出してあげれば良かったのだが、
ついいつも通り、熱い日本茶にしてしまった。

ごめんねと謝ったが、いいよ、大丈夫と日本茶をすすってくれた。
こんな事ならお菓子でも用意しておけば良かったなぁ。気が利か
なくてごめんね(>_<)

カウンセリングが始まると、飽きてきたのかダダをこね始め、その
うち疲れて、ママの膝の上で眠ってしまった。お母様は平謝り
だったが、子供にとっては一刻も早く家に帰りたかったのに、
無理やり訳のわからない所に連れて来られたのだから、たま
ったものではない。刃向うのも仕方がないだろう。

親に刃向えるのは、「自分は愛されてるんだ!」という絶対的な
安心感があるからだ。どんなに親に逆らっても、自分は見捨てら
れないんだ!という安心感が根底にあるからこそ、これでもかっ、
と安心して逆らえる。

ワガママ言おうが、ケンカしようが、生意気な事を言おうが、自己
主張が激しかろうが、親は絶対に自分を見捨てないという安心感。
これは子供にとって、かけがえのない財産だと思う。

一旦、親から見捨てられるという恐怖に憑りつかれたら、期待通り
の良い子供を演じ続け、何とか見捨てられないように、親に逆らう
事もケンカする事も、生意気な口を聞く事もなく、自己主張もせず
に大人になっていく。

そして、抱えたまんまの不安は、自己否定という形で継続されて
いくか、不満は不発弾となって、どこかで爆発するか。いずれに
せよ、演じ続けなければならない人生は、辛く苦しいと思う。

親子ゲンカはきっと、信頼関係からしか生まれないんだろうなぁ。
決して良い子ではなかった自分の人生を振り返って、つくづく
そう思う。反抗しまくっていた私は、とっても幸せだったのだ。

このお子さんは、かなりの実力の持ち主で、未来に向けての
大きな夢があり、これをお母様と一緒に応援したいと思った。

だって、すっごーく顔晴ってるもんね。最後にお土産を渡したら、
学校生活の事などをうれしそうに話してくれた。今日はママと
一緒に来てくれてありがとね。会えてとってもうれしかったよ。

Dreams come true 2020 東京オリンピック\(^o^)/

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