2013 年 9 月 15 日 のアーカイブ

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奉納居合 in 東京 大塚・天祖神社後篇

2013 年 9 月 15 日

9/14付「奉納居合 in 東京 大塚・天祖神社前篇」から読んでね。
http://www.coo-an.com/blog/archives/17061

この流派は「無外(むがい)流」で、池波正太郎原作「剣客商売」
の主人公・秋山小兵衛や山本周五郎原作「雨あがる」の映画で、
寺尾聡演じる三沢伊兵衛が使っているのも「無外流」だそうな。

居合にも試合があり、実際に斬り合うのではなく(そりゃそーだ(笑))、
段位ごとに連盟の規定技や流派の形を演武し、審判員の旗の掲示
による多数決や、採点で評価する事で勝敗を判定するそうな。

写真の右側の男性はフランス人で、フランス支部から来日。日本
のサムライは有名だからね。演武はまず初心者からで、礼に始ま
り礼に終わる。最年少は中学生だった。

武道、華道、茶道、書道などの“道”は、「継続」という意味で、
何事においても、何かを身につけるというのは、大変な事だと
思う。誰でも初心者なら「力み」があり、私は元々武道であった
太極拳を始め、他の事においても、力みが全然取れていない。

居合も段位が上がるごとに安定感が見てとれ、これは何でも同じ
だなぁと思う。中国やヨーロッパは、刀剣だけでもたくさん種類が
あるが、日本では日本刀が確立すると、 ほとんど一種類のみだ。

日本刀には反りがあるため、鞘から抜く時にもコツがいる。そして、
刀は全て手作りのため、一本一本クセがあり、剣豪・宮本武蔵は
そのクセに、自らの体を合わせると言った。

出雲大社に行った時、宝物殿を訪ねたが、そこで名刀「正宗」を
見た。こんな物騒な物を脇に差し、今なら即銃刀法違反になるが(笑)、
戦という名の下に、殺し合いを重ねてきた侍って一体、どんなマイ
ンドをしていたのだろう? 名刀に対して、妖刀「村正」は有名だ。

人を斬った事のある刀は、妖しく光るというが、これが妖刀と呼ば
れるものなんだろうか? 名刀は木の葉がハラハラと舞い落ちて
きた時、スパッと真っ二つに切れるが、妖刀は木の葉の方が避け
て落ちると聞いたが、これもホント?

そもそも妖刀というのは、講談「受難の村正」によるフィクションで
ある事を初めて知った。
http://app.m-cocolog.jp/t/typecast/115322/36771/18881623

「特に重要な事は、自分のする事を目的としてはいけないのです。
例えば空手を学ぶ上で、強くなろうとする事はもちろん大切ですが、
格闘技としての空手を捨てた時、その後に残ったものが、空手を
通して培った道であり、目的なのです」
/吉田 元始(日本武道学舎主宰)

これこそ真理だ。奉納居合を見ながら、自分の太極拳をもっと顔晴
ろうと自然に思えた、清々しい秋晴れの一日だった。出会えた全て
のものに対し、礼。全てに感謝m(_ _)m

本日、空庵事務所にご予約頂いた方は、お子様のご結婚について。思いやりと責任感、この2つは結婚相手に求める、絶対不可欠な要素だと思う。 結婚は「違って当たり前から出発する事」 が基本だ。縁あって全く違う2人が、一緒に生活していくのだから、ぶつかって当たり前。それを前提に、「お互い違うんだ!」というところから、すり合わせを始める事が肝心だと思う。もうここまできたら、お二人の幸せを祈るのみ・・・

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