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花火と事故と運命と・・・福知山に祈りをこめて

2013 年 8 月 23 日

友人が学生時代によく通ったという懐かしの「キッチンジロー」が、
巣鴨の駅ビル内にあり、そこでご飯を食べる事になった。“おばあ
ちゃんの原宿”で有名な巣鴨地蔵通り商店街では、毎月4の日
(4日・14日・24日)に好例の縁日が開かれ、とても賑わう。

そこには様々な露店が立ち並び、先日事故の起きたベビーカス
テラの店もある。福知山花火大会会場で起きた屋台爆発・炎上
事故で亡くなった人の遺族と、入院の負傷者にそれぞれ5万円、
通院の負傷者に3万円の見舞金を支払う事が決まった。

一方、補償問題は結論が出るまで時間がかかり、長期化の見込
みだ。死傷者は64人で、3人が全身やけどで亡くなり、29人が
入院、32人が通院しているという。

私と友人とK嬢は毎年、春はお花見、秋は紅葉、夏は調布の花火
大会に行くのが好例行事だった。そのうち仕事のスケジュールなど
が合わなくなり、今では3人揃う事が珍しくなってしまった。

もちろん今年も調布の花火大会は行われる。友人が「亡くなった人
に40代の女性がいたでしょ。全身火だるまになったんだってね」と
言った瞬間、思わず鳥肌が立ち、身震いしてしまった。

「うちらだって調布の花火で、もしかしたらそういう事故に巻き込まれ
たかもしれないよね」「毎年、行ってたもんね。そう考えると今、無事
でいる事に感謝だよね」「本当、そう思う。私達って恵まれてるよね」

亡くなった方達は多分、私達と同じく、友達同士もしくは家族で出か
けていたと思う。楽しい夏の思い出のはずが、死にに行ったのだ。

一緒に出かけた人達は、この事故の後、何を思っただろう? 私の
ように身震いしたのではないだろうか。いずれ誰でも死ぬとはいえ、
まだまだ先の話で、その時は病院のベッドの上で、病気とかで亡く
なるんだろうなぁと、漠然とイメージしたりする。

間違っても自分が花火大会で、火だるまになって最期を迎えるとは
思いもしないだろう。津波や通り魔なども然り。悔やんでも悔やみ
きれない。そうかと思えば、100歳過ぎて、ただ生き長らえている
人もいる。これは誰が決めた運命なのか。神、仏、それとも・・・

なぜ福知山の人達が有り得ないような死をもって、生涯を閉じなけ
ればならなかったのかは、神のみぞ知る。こういうシナリオを持って、
この世に生まれた、としか説明のしようがない。

不公平で理不尽で不平等なのが、私達が生きるこの3次元の世界
なのだ。毎日、無事で過ごせている事は、奇跡以外の何ものでも
ない。だからこそ、感謝を持って眠りにつく。この習慣を死ぬまで
続けていこう。

この度、亡くなられた方々のご冥福を心からお祈りする。合掌。

facebookで見つけた、あまりにインパクトの強かった1枚の写真。このチベット僧が芝生に座ると、自然と鹿が集まってきたので、写真を撮ったら、虹の川ができていたそうな。写真の場所はどこだかわからないが、ネパールとセットで周った北インドのサルナートを思い出した。サルナートは釈迦が悟りを開いた後、初めて説法を説いた地とされ、仏教の四大聖地の一つだ。鹿が多くいた事から「鹿野苑(ろくやおん)」とも呼ばれている。あれからもう15年も経つんだね。Birthdayを初めて海外で迎え、それも記念すべきガンジス河だった。お釈迦様やキリストって、きっとこんな感じだったんだろうなぁ。彼は仏陀の再来だろうか。心からうらやましいと思う風景だ。私の理想は在家でありながら、このような人間になりたい!と心底願っている。

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