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「塩大福 すがも園」に見る日本の理想の未来

2013 年 7 月 16 日

巣鴨の地蔵通り商店街は「塩大福」が名物で、「巣鴨塩大福 伊勢開運」
「塩大福 すがも園」「元祖 塩大福みずの」が御三家のようだ。

以前、巣鴨に住んでいたという方とご一緒に、今回は「塩大福 すがも園」
でお茶した。まずは食券を買わなければならず、ご一緒した方が選ん
だのは「フルーツクリームあんみつ」

酷暑の中、私がチョイスしたのは、夏の王道「氷イチゴ」お初だね。お店
の中では、平均年齢60代後半のウエイトレスさん達が、元気よく働いて
いる。お客さんの層も大体それくらいで、私達が一番若い。

平日の昼間という事もあるが、ホント女性だらけだ。高齢者の男性はどこ
に行ってるのだろう? 将来不安というのは、おおかた経済不安なので、
年をとっても働ける場があるというのは、とても幸せだと思う。

通勤すれば化粧もするし、オシャレにだって気を遣う。遅刻もできないので、
緊張感がある。何より自分が必要とされる行き場があって、そこには必ず
会話がある。これこそが重要だと思うのだ。

5/5の子供の日に、菖蒲湯に入りに銭湯に行ったが、そこでは一人暮ら
しのおばあさんに話しかけられる事しきり。みんな会話に飢えている。
たとえ子供がいたとしても、独立して離れて暮らしていれば、滅多に会う
事もないだろう。

「フルーツクリームあんみつ」はとてもゴージャスで、スイカまで入ってい
たが、食べようと思ったら、スプーンがない。「あらあら、ごめんなさいね。
すっかり見とれてて忘れちゃったわよ」って、毎日見てるはずだよね(笑)。

これもご愛嬌だ。「美味しい美味しい」と食べていると、ニッコリしながら
親指を立てている。「ほら、時代に乗り遅れちゃいけないと思って、若い
人から色々と学んでいるのよ」と言うので、思わず3人で親指を立てた。
みんなとっても素敵な笑顔だ(^-^)

こういう職場が日本全国にもっと増えたら、日本ももっと明るくなるのになぁ。
“おばあちゃんの原宿”といわれる巣鴨には、学べる事がたくさんあると思う。

店内は冷え冷えでも、何とも温かなほのぼのとした空間だった「塩大福
すがも園」、リピ確定だね(*^ー^)b 美味しかった♪ ごちそう様でした。

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