2013 年 6 月 16 日 のアーカイブ

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空庵事務所での最年少のお客様

2013 年 6 月 16 日

空庵事務所までご一緒に来られたクライアントであるお父様は、お嬢
さんをご紹介して下さった後、「それではよろしくお願いします。私は
いない方がいいですから」とサッサと退散。お顔がお父様そっくりで、
特に目の辺りは瓜4つ(笑)。道理で可愛くてたまらないはずだ。

現在高校2年生、16歳というのは、空庵事務所では最年少のお客様に
なる。私が16歳の頃、何を考えていただろう? あの当時、携帯もネット
もMailもなかった。調べものはPCではなく図書館で、雑誌全盛だった。

音楽高校のピアノ科に在籍していたが、クラシック音楽には興味がなく、
もっぱらロンドンミュージックのニューロマンティック→ニューウェーブ系
にハマっていた。とにかく音楽が大好きで、寝ている時以外は音楽漬け
の毎日。ラジオの深夜放送を聴いていたので、授業中はいつも爆睡。

音楽高校は普通高校と授業のカリキュラムが全く違い、終わる時間も
早い。その後は、ピアノの練習をしなさいという意味なのだが、16歳
の子がそんなコト守るわきゃないでしょ(笑)。そもそも寄り道するのが
当たり前で、まっすぐ家に帰った事なんて、ただの一度もない。

自意識過剰で特定の仲間としか付き合わず、同じ制服を着ていながら、
他のクラスメイトと一線を画しており、ほとんど口も聞かない。コンサート
をなぜか「ギグ」と呼び、当日はメイクも服も思いっきりキメていたので(笑)、
「頼むからその格好で、マンションから出ないで」と未空母から懇願され
ていたほど。当時の写真は全て、断捨離したので1枚も残っていない。

今でも原宿辺りで、ド派手なメイクに、髪にメッシュを入れた女の子を
見てると、16歳の頃の自分を思い出す。中学時代から、未空父&母
に「この子は一体、将来どうなるんだろう?」と思われていて、決して
良い子ではなかった。勉強は大嫌いだったが、本は大好きだった。

昔、ニュース番組の特集で、ずっと親の言いなりで優等生だった女性が、
40歳を過ぎて突然、自我に目覚めて爆発し、ド派手な服で毎晩、クラブ
で踊りまくっている姿を追っていた。確かバツ1で、2児の母だったような。

「青春を取り戻したいんです」という彼女の切実なセリフに、私は10代
の頃から、自分の好きな服を着て、ディスコ(←クラブではない(笑))
に通っておいて、ホント良かったぁとつくづく思った。だって今、青春
を取り戻したい、なんてずぇんずぇん思わないし、超うるさくて空気の
悪いクラブに、これっぽっちも興味ないから。

でも、あの頃はそれはそれで楽しかったのだ。その年代に応じたその
人なりの楽しみ方、生き方があるよね。それは誰に何を言われようと、
貫くべし×100( ̄^ ̄) 16歳のお嬢さん、お楽しみはこれからだ。

本日は私の音校時代の色々な事を思い出させてくれて、ありがとう
ございました。優しくて甘甘なパパによろしくお伝え下さいね(^-^)

音高時代、ビートルズの熱烈なファンの子に誘われ、日比谷公会堂で毎年行われる「復活祭」に来た記憶がある。当時の友人達とはすっかり縁が切れて、2度と会う事もないだろう。クラス会にも一切興味なし。断捨離で卒業アルバムも捨てちゃったしね(笑)。願わくばみんなが今、とってもとっても幸せでありますように・・・

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