地方に行くと、駅のポスターが気になって、ガン見してしまうのがクセだ(笑)。
東京で見逃した美術展や面白いイベントなど、ローカル情報満載で旅情
気分を盛り上げてくれる。特に美術展はココロ惹かれるものが多い。
山形出張の際に見つけた「日本でただ1つの入浴ができる間欠泉“湯の華”」
は百名山「飯豊山(いいでさん)」の麓にある。間欠泉(ガイザー:geyser)
とは、一定周期で水蒸気や熱湯を噴出する温泉の事。アイスランドやアメ
リカのイエローストーンの間欠泉が世界的に有名だ。
大小200以上の間欠泉が存在し、その中でも最大のジャイアント間欠泉は、
7~12日の周期を持つ。1回の噴出時間は1時間以上で、高さは最大で
75mに達する。これはグレートすぎて見てみたいよね。イエローストーン
はSan Diego時代、一番行きたかった国立公園だった。
秘湯「広河原間欠泉・湯の華」は、飯豊連峰の麓に佇む、全国にも珍しい
炭酸ガスの間欠泉で、10~20分に一度噴き上がる。一日に一度の割合で、
5mを超える噴出を見せる事があるそうな。でも、間欠泉のあるお風呂は
混浴なんだよね。
この温泉は天正年間(1573~1592年)に金採掘者が発見し、温泉として
利用していたといわれ、1911年(明治44年)に内務省衛生試験所によって、
温泉と認定されという古い温泉だそうな。
明治から大正期には湯治場として栄えていたが、湯小屋がある訳でもなく、
近年は温泉好きが聞きつけ、訪ねるのみの野湯であった。この間欠泉に
惚れ込んだ現・ご主人が、計画から5年の歳月をかけ、6室の宿を完成
させたのが2005年の秋の事。
日帰りでもO.Kなので、ブナの原生林を眺めながら、大地の贈り物“間欠泉”
におぉぉぉぉぉと雄叫びをあげてみたい。イエローストーンは遠すぎるけど、
山形なら何とかなりそうだ。次回は是非、秘湯の旅へo(^-^o)(o^-^)o