毎日、Amazonから本が届くのだが、「伝え方が9割(佐々木圭一著:
ダイヤモンド社刊)」を読み終えて、本当にその通り、いや、伝え方が
9割以上だと思う。
この本には様々な実例が取り上げられており、とても興味深い。例えば
あなたに、好きな人がいたとしよう。でもその人は、あなたの事に少しも
興味がない時、何と言ってデートに誘うだろうか?
「デートして下さい」
これは、ただのあなたのピュアな気持ち、そのまんまでしかない。
となれば、断られる確率は高い。だが、コトバ次第で結果を変え
る事ができるというのだ。
「驚くほど旨いパスタの店があるんだけど、行ってみない?」
これだと、相手は行ってイイかもと思う確率がグーンと上がる。どっちに
しても、実は「デートしませんか?」という同じ内容にもかかわらず、だ。
同じ内容なのに、伝え方で結果が変わってしまう。これは驚くべき
言葉のマジック(^_-)-☆ 「チカン多発地域!」にある看板をつけ
たら、チカンが発生しなくなった。その言葉とは?
「住民の皆様のご協力で、チカンを逮捕できました。ありがとうございます」
チカンにとってみれば、「逮捕はされたくない」「住民が協力体制をしい
ている」という点で、ここではチカンするのはやめようとなる。住人のチカ
ンを止めたいという願いと、チカンの逮捕されたくないという双方にとって
のメリットが、しっかりと言葉になっているのだ。
うーむ、これには感動した! また、ブックオフの話だが、古本屋の店
先などによく書かれている「本買います」という言葉は、店側が客よりも
上の立場から言っているという点から、店が客に対してお願いすると
いう言い方「本をお売り下さい」に改めた。これが成功の要因とも言わ
れるんだとか。なるほどね。その方が丁寧に聞こえるもんね。
やはり伝え方が9割、それ以上なのだ! この事実を踏まえて、今後
伝え方をもっともっと工夫しようと思う。この本は読む価値あり(*^ー^)b