巣鴨の空庵事務所から歩いて、10分ぐらいの所にある「六義園
(りくぎえん)」は、造園当時から小石川後楽園と共に、江戸の
二大庭園に数えられていたそうな。
1695年(元禄8年)、五代将軍・徳川綱吉より下屋敷として与え
られた駒込の地に、柳沢吉保(よしやす)自らが設計・指揮し、
平坦な武蔵野の一隅に池を掘り、山を築き、7年の歳月をかけて
「回遊式築山泉水庭園」を造り上げた。
明治時代に入り、三菱創業者・岩崎弥太郎氏の所有となった
六義園は、1938年(昭和13年)に東京市に寄付されて、一般
公開される事になった。
枝垂れ桜、つつじ、紅葉の名所でもあり、自然と共に安らぎを
感じる都会のオアシスは、国の特別名勝に指定されている。
特にに枝垂れ桜の時期、夜間のライトアップはオススメだ。
酷暑の中、普段ならば決して出かけない時間帯だが、空庵事務所
から未空母と一緒に歩いて行った。六義園は何年ぶりだろう?
友人と枝垂れ桜のライトアップを見たのが最後だったような。
庭園内の吹上茶屋では、池を眺めながら、ゆっくりとお抹茶を楽しむ
事ができる。季節の花をかたどった上生菓子付きで500円。池の
水面をボーッと眺めながら、心地良い風が頬を撫でる度、気持ちが
癒される。夏限定の冷やし抹茶を頂きながら、未空母と色々な話
をした。
生きていれば喜怒哀楽があり、予期せぬ事が起こり、気づきと学び
のてんこ盛りの中、人は成長していく。いくつになっても、だ。緑の中
をプラプラと歩きながら、閉園まで堪能して、それから巣鴨の神仏に
お参りに出かけた。祈ると気持ちが楽になり、私はある事を固く誓って、
心から救いを求めた。
夕飯は巣鴨名物「ときわ食堂」へ。広くなってリニューアルしてから、
初めて入ったが、相変わらずカツオ刺身定食は美味しいなぁ。未空
母は大好きなカツ丼を頬張っている。
「暑いのが苦手なのはわかるけど、事務所にこもりっぱなしは、絶対
にダメ! 毎日、時間を決めて、夕方にでもお散歩しなさいよ」と言わ
れた。本当にその通りだ。生活全般、1日のスケジュールを改める
必要があるね。未空母、今日はお付き合い頂き、誠にありがとう
ございましたm(_ _)m 心から感謝ですm(_ _)m