出張中の奈良で、ふと目にしたポスターに、ココロ惹かれたが、漢字に
弱い私は、名前が読めない(笑)。それが「曾我 蕭白(そが しょうはく)」
だった。初めて聞いたなぁ。
江戸時代中期、西洋や中国の文化を取り入れる動きが美術にも波及し、
特に京都では、個性的な画家が多く活躍した。曾我蕭白(1730~1781)
もその一人。
蕭白は京都の商家に生まれ、父を早くに亡くして、画業で身を立てた。
室町時代の画家・曾我蛇足に私淑(ししゅく:直接に教えは受けないが、
密かにその人を師と考えて尊敬し、模範として学ぶ事)して、曾我姓を
名乗る。
盛んに出版されるようになった版本の画譜を活用し、室町水墨画に
学んだ復古的な作品を多く残した。巧みな技術に裏づけられた独特
の作品世界は、現代人をも魅了する、と解説にある。
蕭白が伊勢地方(現・三重県)で制作した作品は、今も三重県内に
多く伝わっており、今回の展覧会「蕭白ショック!曾我蕭白と京の
画家たち」は、三重県立美術館で行われる。
ポスターを眺めながら、墨のあの独特な匂いが、絵からほとばしって
くるような印象を受けた。そんな奇才・蕭白の絵を見てみたい。東京
にもこないかなぁと思ったら、すでに千葉市美術館で開催された後、
関西にきていたのだ。これは未空ショック(笑)!
もっと早くに知ってたら、絶対見に行ったのになぁ。超悔しいなぁ。
次回、奇才に会えるまで、グーグルの画像検索で「曾我蕭白」
を楽しもう。Netに感謝!
http://www.google.co.jp/search?tbm=isch&hl=ja&source=hp&biw=1280&bih=600&q=%E6%9B%BE%E6%88%91%E8%95%AD%E7%99%BD&gbv=2&oq=%E6%9B%BE%E6%88%91%E8%95%AD%E7%99%BD&aq=f&aqi=g7g-S3&aql=&gs_l=img.12..0l7j0i24l3.2246.2246.0.3572.1.1.0.0.0.0.63.63.1.1.0…0.0.YfcVUbBrlhg