奈良出張から無事に帰って来て、巣鴨の神仏にお礼参りをしよう
と出かけたものの、ちょっとしたお得なハプニングがあって、一旦、
事務所に戻って来た。
そして1時間くらい経ってから、地蔵通り商店街に向かうと、江戸六
地蔵尊のある真性寺で、お坊さんが説法をしていた。そして、その
後ろには太鼓が置いてある。へぇ、何だろう?
そうだ、今日は4の日だっけ。毎月、4の日(4日、14日、24日)は
縁日が出て、巣鴨はとても賑わうのだ。まずは江戸六地蔵尊に
お参りして、無事に帰京できた事を報告、感謝し、今週末からの
奈良出張の無事をお祈りする。
そして、お坊さんの説法を聴き始めたら、これがまたすっごーく
勉強になって、めっちゃ感動してしまった。もし、ちょっとしたお得
なハプニングがなかったら、このタイミングで説法を聴く事もなく、
空庵事務所にサッサと戻っていただろう。
そうか、神仏はこの説法を聴かせるために、絶妙なタイミングを
選んで下さったのか。私にはこういう事がよく起きるので、今さら
驚かないが、毎回有り難いなぁと心から感謝している。
説法が終わると、袈裟を着たお坊さんが集まって来て、太鼓の
演奏「六大響」が始まった。これは3.11の東日本大震災、3.12
に発生した長野県栄村の震度6強の地震による被災地復興を
願うチャリティー演奏で、集まった募金はお坊さん達が直接、
被災地に届けに行ってるそうな。
「六大響」とは、弘法大師の言葉「五大にみな響きあり」に由来
するもので(宇宙を構成する五大〈地・水・火・風・空〉に識〈精神・心〉
を加えた六大)、六大が全て鳴り響き、それぞれの幸せを願う様子
を表現するものだそうな。
巣鴨・真性寺は真言宗豊山派であり、今回の一連の流れは、
私の大好きな空海が導いて下さったのだ。やはり起こる事
には、全て意味があり、私の場合は特にそうだ。