“お誕生日に届くようにしようと考えたのですが、実用品なので、
早めに送る不躾をお許し下さい”という友人からの手紙には、
愛が満ちあふれていた。
“電子レンジクッカーは数々あり、すでに同様の物をお持ちかと
思いましたが、インスタントラーメン専用の物をプレゼントさせて
頂きます”とある。調理器と食器が一緒なので、洗い物が一つ
減る。ひと手間加えると美味しくなるのでと、昆布だしまで入っ
ていた。
「ラーメン屋さんシリーズ」は、今は東京でも買えるらしいのだが、
メーカーに問い合わせたが、通販はしてないらしいと東京の友人
が言っていたとの事で、ご当地ラーメンを選んで、わざわざ送って
くれたのだ。洗い物用のスポンジまで入っていて、その細やかな
心遣いに思わず、涙が出てきた。
友人は今、身体の痛みと戦っている最中で、私は何もしてあげる
事ができない。せめてもと巣鴨の江戸六地蔵尊や猿田彦神社、
とげぬき地蔵尊に「どうか彼女の体中の痛みを取ってあげて
下さい」とお参りに行き、洗い観音全体を念入りにゴシゴシ
こすって来た。
後は祈りの瞑想ぐらいで、今の私にはこれぐらいしかできない。
すみません。私のためにここまで用意してくれたのに、ごめん
なさい。友人はダマヌールレメディの治療を始めたという。
手紙の最後は、「まずは身体の痛みを取る1年にします。いい
1年になりますように」と結ばれていた。何としてもこの友人の
ために、病気治癒の祈り続けたい。
素敵なプレゼントをありがとうございました。あなたの優しさと
温かさに心から感謝です。私と出会ってくれて、どうもありが
とう! これからも末長くよろしくお願いしますね。