2011 年 10 月 21 日 のアーカイブ

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〇〇が運勢を改善する!

2011 年 10 月 21 日

9/1に行われた「オモシロ顔相講座」にご参加頂いた方から、大変丁寧で
且つ、とてもうれしいMailを頂いた。ありがとうございます。

この方が講座の翌日にご覧になったTV番組が、アメリカFBIのプロファイル。
プロファイルの基本は、刑務所内1,800人を調べ、その中には顔の特徴
なども含まれているという。現在でも顔相は、こういうところにも生きている
と思われたのだとか。

「オモシロ顔相講座」ではお話する時間がなかったのだが、刑務所内の
プロファイルは、日本の牢屋でも行われていた。そこから観相学の大家
となったのが、水野南北(みずの なんぼく:1760~1834年)だ。

水野南北は大坂阿波座(現・大阪市西区)に生まれたが、幼くして両親
を亡くし、鍛冶屋をしていた叔父・弥助夫婦に育てられる。10歳の頃より
盗み・酒を覚え、酒代に窮して叔父の稼ぎ集めた虎の子を持ち逃げし、
天満(現・大阪市北区)で酒と博打とケンカに明け暮れ、家業の鍛冶職
鍵錠前造りから、「鍵屋熊太」と呼ばれる無頼の徒となった。

刃傷沙汰を繰り返し、18歳頃、酒代欲しさに悪事を働き、天満の牢屋
に入れられる。牢内で、人相と人の運命に相関関係がある事に気づき、
観相に関心を持つようになる。

出牢後、易者に「剣難の相(←オモシロ顔相講座に参加された方は、
私が最後にご紹介した“日本一顔相の悪いヒト”のBefore顔を思い出し
てね(笑))があり、死相が出ている。1年は生きられない」と言われた。

運命転換のため、慈雲山瑞竜寺(鉄眼寺)に出家を願い出たところ、
「半年間、麦と大豆だけの食事が続けられたら、弟子にする」と言われ、
堂島川で川仲仕(かわなかし:力仕事に従事する労働者)をしながら
言われた通り、麦と大豆だけの食事を続けた。

1年後、易者と再会すると、「剣難の相が消えている。何か大きな功徳
を積まなかったか?」と聞かれ、「特に何もしなかったが、麦と大豆だけ
の食事にした」と答えた。顔から死相が消えたばかりでなく、運勢まで
もが改善していたのだ。

こうした体験から観相学に興味を持ち、髪結い床の見習い3年、湯屋
の三助業3年。これらは生きている人間を観察するためで、更に3年間、
今度は火葬場の隠亡(おんぼう:死体を処理する人)焼きで、死体の
観察を行った。これ以降も徹底した研究を重ね、観相学を究め、ついに
「南北相法」を完成させた。

アメリカFBIのプロファイルより、170年以上も前に、刑務所=牢屋に
いる人間の顔相と運命の相関性に気づいた水野南北。その功績の
割には、知名度がないのが悔しいなぁ。もっと有名になってほしい。

「食は命なり」という名言を残し、「節食が運勢を改善する」と唱えた。

食べ物が偏っている人は、運も悪い。「飲食により、人間の運命
が変わる」という結論に辿り着いた。つまり、運=食なのだ! 

つづくーっ。

「食」という字は、「人」を「良」くすると書くが、美味しい食べ物は、一瞬にして、人を幸せにできるマジックだ。スイーツは見てるだけで、私の顔ツキを良くしてくれる。うふふ♪

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