2011 年 7 月 26 日 のアーカイブ

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人間は必ず、適財適所で花が咲く

2011 年 7 月 26 日

7/22付「ウグイス嬢 VS 未空」
http://www.coo-an.com/blog/archives/13767

7/24付「続・ウグイス嬢 VS 未空」
http://www.coo-an.com/blog/archives/13773

の結末編。まずは、順番に読んでね。

それまでずっと黙って、何とか彼女を庇い続けてきたが、とうとう上司
だった友人に相談したところ、これはあまりにヒドすぎるという事で、
リストラ問題にまで発展したが、電話対応だけは、ますます絶好調
のウグイス嬢は、早くもお客様から指名を受けるまでになっていた。

他のパートさんもいる中で、彼女だけ特別扱いして、事務の仕事は
免除という訳にはいかない。こういうのを痛し痒しと言うのだろう。
そこで、私はようやく悟った。

正直、今まで会社の事務というのは、慣れれば誰でもできる仕事
だと思っていた。実際、このウグイス嬢のような事務処理能力皆無
の人に、今まで出会った事がなかったからだ。

だが、この事をきっかけに、180度考えを改めた。事務は決して誰
でもできる仕事ではないし、慣れれば何とかなるというものでもない。

“適財”適所の職種なんだと! 

それからほどなくして、ウグイス嬢は「やはり自分には向いてないと
思います」と言って、会社を辞めていった。出勤最終日でも、ウグイス
嬢の後始末は相変わらずだったが、全身の力が抜けまくって、アタマ
の先から爪先まで、深~い安堵感に満たされたのを、今でもハッキリ
覚えている。

だが、こういう場合、社内的には、教育担当だった私の指導が良く
なかったという評価になるのだろう。きっと彼女は家族や友達とかに、
「本当は長く働きたかったのに、年下のくせに生意気でウザい女の
上司がいてさー。超細かくてうるさくて、いつも私だけがイジワル
されるワケよ。あれって絶対にイジメよね。だから辞めたの」ぐらい
の事を言ってるんだろうなぁ。

このウグイス嬢を通して、人間は必ず、適財適所で花が咲く事を
痛感した。実は私だって、似たようなもんかも。今となっては、つく
づくそう思う。

ほんの数ヶ月だったが、中間管理職の悲哀を体験できた気がした。
もう2度とできないね(笑)。だから、私はしなくていい道を選んだ。

空庵は、美老庵・師匠の言う「上司もいない代わりに、部下もいない。
管理する事もされる事も放棄した仕事人生」そのものだ。この生き方
を今後も貫いて、生涯、全うしようと思う。

選挙の季節になると、このウグイス嬢を思い出す。きっとどこかで、
元気に自分のお役目を果たしている事だろう。貴重な体験をあり
がとうございました。やっぱ過去は感謝だね。

友人と食べたパスタは、とっても美味しかった。巣鴨の駅ビルに、こんなカワイイお店があったとは?! だが、この後、お茶しに行った店がホ~ント悪かった(号泣)。そして、私のカラダを一刻一刻と、オソロシイ悲劇へと導いていったのだった・・・

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