本日、空庵にご予約頂いたクライアントの方とは、共通の知人がいて、
「ブログを読んでいて、もしかしたらそうかなと」「知る人ぞ知る方だと
思っていましたが」「えっ、有名ですよ。その筋ではね」と言われ、
驚いてしまった。そうか、ずいぶん出世されたんだなぁ。それが正当
な評価だと思う。
話の流れで、ふと昔通っていたセミナーで、仏教学者のひろさちや
氏が言っていた事を思い出した。私が仏教というものに興味を持った
のは、禅がきっかけだった。
当時、派遣されていた六本木の職場から、乃木坂まで歩く途中に
本屋があり、その地下で「禅入門」を見つけた。その著者がひろ
さちや氏で、それから著書を読むようになり、ある日新聞で、彼が
講師となり、仏教と他の宗教を比較して学ぶという講座を見つけ
たのだ。確か通年の講座で毎月1回、代々木で行われ、私は即
申し込んだのを覚えている。
受講者はお年寄りが多く、私は毎回、最年少だった(笑)。ある時、
ひろさちや氏が「信じる者は救われるって、よく言われますけど、
違うんですよ。救われてるから、信じられるんです。逆説なんです」
他に習った事はきれいサッパリ記憶の彼方だが、この言葉だけは
衝撃的で忘れられなかった。そうか、すでに救われてるから、普通
に信じられるのか。ミョ~に納得してしまった。
ちなみに今、公開されてる手塚治虫の映画「ブッダ」の監修は、ひろ
さちや氏だ。信じる者は救われる、じゃなくて、「救われてる者は信じ
られる」。ガッテン×3(笑)。ひろさちや氏の事を書いていたら、何だ
か急に著書が読みたくなったので、思わずAmazonで1-Click!