2011 年 2 月 13 日 のアーカイブ

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「五百羅漢 増上寺秘蔵の仏画」幕末の絵師・狩野一信 in 江戸東京博物館

2011 年 2 月 13 日

東京・新宿駅の京王新線から、南口のJRに乗り換える所には、たくさんの
美術館の案内がある。私はここを見るのが大好きで、オーダー頂いていた
「開運ガイド(←Yさん、ありがとうございました。もう少し待ってて下さいね)」
の製本を業者にお願いした後、ふらりと来てみた。やーっぱ導かれてたね。

それが、特別展「五百羅漢 増上寺秘蔵の仏画」だった!

会期は3/15(火)~ 5/29日(日)で、場所は江戸東京博物館。毎月、東京
spimaが行われている両国にある。住所が墨田区横網1-4-1だって。昔、
横綱が住んでたのかしらん。いやー、ポスター見た瞬間、鳥肌立ったもん。

2011年は浄土宗の開祖・法然上人の八百年御忌(ぎょき:貴人や宗派
の開祖の忌日に行う法会〈ほうえ〉)で、浄土宗の大本山である増上寺
にとって記念すべき年の春、画期的な展示で一堂にお見せします、って
言うんだから、期待しようじゃないの(笑)。

そーいえば今年、京都では浄土真宗の宗祖・親鸞聖人の750回御遠忌
(ごえんき)が盛大に行われるんだよね。

それにしても、狩野一信(かずのぶ)って初めて聞いたなぁ。幕末の江戸
に生きた、知られざる絵師・狩野一信(1816~63)は、15世紀から19世紀
までの約400年続いた狩野派の最後を飾る、異色の存在だそうで、これ
まで、ごく一部の専門家の間では極めて高く評価されてきたが、一般的
にはまだほとんど知られていないんだとか。

狩野一信の五百羅漢は、1幅に5人ずつ、計500人の五百羅漢を描く
空前絶後の100幅を構想した。それぞれ人の背丈ほどの大きさの画面
(高さ約172cm、幅約85cm)いっぱいに、羅漢達の修行や日常の姿、
衆生を救済する様子が、その弟子、供養者と共に、様々な場面の中に
極彩色で描かれている。

一信は、約10年の歳月を五百羅漢図の制作に費やした・・・

ひぇぇぇぇぇぇぇ~。でも残念ながら、96幅まで描き終えた数え年48歳
で病没し、残り4幅は妻・妙安(みょうあん)、弟子・一純(かずよし)らが
補って完成させ、1863年(文久3年)に増上寺に奉納された。

さすが10年間、他の仕事はほとんどせず、ひたすら五百羅漢を描き
続けた絵師・狩野一信には、ねーっちりとした執念深さを感じるね(笑)。
だからこそ、見応えバッチシ! 

監修者である明治学院大学教授・山下裕二氏が、五百羅漢図の
見どころをタップリ解説している動画がコチラ↓
http://500rakan.exhn.jp/movie/index.html

素晴らしい異色の存在、狩野一信に巡り会えた事にココロから感謝!
いやー、今からワクワクドキドキ、楽しみだわ♪

そーいえば、東京・六本木「国立新美術館」で開催されている「シュ
ールレアリズム展」も気になってるんだよね。ダリ、大好き♪
http://www.sur2011.jp/

まだまだ寒いけど、春はもうそこまできている。私の“魂のご馳走”
をガッツリ食べに行こう♪
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空庵の事務所から、一番近いと思われる巣鴨大鳥神社。こじんまりとした感じなんだけど、11月には酉の市が立つんだって。当日は明け方を除くほぼ一日中、市が立ち、熊手を求める参詣客で賑わうんだとか。

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