昔、エジプトに行きたくて行きたくてたまらない時期があり、ピラミッドや
エジプトの神々などの本にハマっていた事があった。その頃、最も興味
を惹かれたのが、このオンム・セティ。ちなみに、実在の人物だからね。
オンム・セティ(セティの母という意味)はイギリス人だが、彼女は小さい頃
に階段から落ちて、臨死体験をした。 そして「3,000年前、私は古代エジ
プトの巫女で、ファラオの愛人だった」とのたまったから、さぁ大変(笑)。
20世紀前半、イギリスに生まれたドロシー・エディーは、自分の前世が
古代エジプトの巫女であった事を知り、昼は厳正なエジプト学者として
の評判を高めてゆく一方、夜になると幻視を通じて、過去の記憶に
入っていった。ついに、ナイル渓谷にあるアビドス神殿に住みつき、
一生を終えた女性の特異な転生体験を辿る異色ノンフィクション作品。
不思議大好き未空は、そりゃ夢中になって読んださ(笑)。こういった系
の世界が好きなヒトは、間違いなくハマる本だね。オススメしますっ!