名古屋・金山駅に着いたのは、すでにPM11:45過ぎ。さぁ、ここからビジ
ネスホテルに辿り着くまでが、未空の大冒険だ。私の場合、生まれつき
の筋金入り方向音痴で、それをはるかに通り越してるから、重度方向
痴呆症とも呼ぶべき発症レベル。
駅の階段を降り、地図を片手に歩くものの、まずは超イヤ~な予感。何で
右手に線路が見えるワケ? この地図には載ってないぢゃん。風がビュー
ビュー吹き付け、真冬のような寒さに、だんだんココロ細くなってくる。
時刻は深夜12時を回っており、「フッ、この道は絶対違うな」と確信して(遅っ)、
駅の方に戻ってみる。大通りには人影もまばらで、オイオイ、このまま朝まで
ホテルに辿り着けないんじゃないの?という最悪のシナリオが、浮かんでは
消え、消えては浮かび・・・
よく動物の生態観察用に、首に発信機を巻き付けるでしょ? アレの人間版
ってないのかな。そうすれば、東京にいる地図の読める友人に遠隔操作して
もらって、ホテルまで無事に誘導してもらえるんじゃなかろうか。マジでそんな
事を考えるんだよね。ホ~ント出張の度に、自分の首に発信機を巻き付け
たい気分。あぁぁぁぁぁぁぁ~、カモシカにでもなりたいっ(笑)。
超寒いは、ココロ細いは、夜は更けていくは、もう半分以上、泣きが入りながら、
暗い夜道を地図を片手に、荷物をガラガラ引っ張っていると・・・
切符のリサイクルペーパーか。それにしては色が白すぎだよね。印刷を落とす時に使う水の量がハンパなく、実はエコじゃないんだよね。