みゅ~ちゃんが月に帰った翌日は、朝早くネットで火葬
の業者を探し、お昼過ぎには最後のお別れ。人間は
亡くなった後、目をつぶった状態にできるが、動物は
目を閉じられない事を初めて知った。
そして夕方近くに、未空母と骨を拾い、長い長い一日
が終わった。死というのは、驚くべきシステムで、誰が
考え出したのだろう? もう2度とそのもの(生きとし
生けるもの全て)に会えない、触れられない、声も
聞けないetc. 当たり前の事といえばそれまでだが、
頭ではわかっていても、ただただ心は苦しいばかりだ。
みゅ~ちゃんは今、小さな小さな骨壺に入って、リビ
ングにいる。ずっと悲しみに暮れているが、骨になっ
てしまうと、本当に月に帰ったんだなぁと思う。
ただただ泣いてばかりの毎日だったが、気持ちの上で
は少しずつ、区切りがついてきた。後は日にち薬だ。
みゅ~ちゃんが月に帰った時は、声を上げて、泣き
まくったが、みゅ~ちゃんは今頃、お月様から未空
家のみんなを見守ってくれていると思う。
とにかく可愛くて可愛くて、私に慈愛の心を教えて
くれたのは、みゅ~ちゃんだった。いつの日か離れ
離れになるのはわかっていたが、やはり実際に
お別れする時は、胸が張り裂ける思いだ。
毎日、みゅ~ちゃんの骨壺に話しかけて、写真を
撫で撫でしている。相変わらずプクプクのほっぺ
が可愛くて、つい涙ぐんでしまう事もしばしば。
写真を見るのが本当に辛くて辛くて、未だに信じ
られないが、今頃、お友達と仲良く月で遊んで
いるので、寂しくはない。みゅ~ちゃんと出会
えてうれしかった。楽しかった。いっぱい笑った。
みゅ~ちゃん、今まで本当にありがとう。再見♪