2009 年 11 月 14 日 のアーカイブ

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NPO法人「アラノン・ジャパンGSO」

2009 年 11 月 14 日

20091114
先日、区主催の「アルコール依存症の理解と対応」の講演
会に出かけた。アルコール依存症というのは、病気でいう
と末期に当たるらしく、講師の後藤恵先生は「使用障害」と
表現していた。後藤先生はユーモアがあって、慈愛に満ち
満ちた、とっても素晴らしい女性だったよ。こんな先生が
日本にいてくれたなんて、患者さんも本当に幸せだと思う。

英語の「ジャンキー」もそうなんだよね。日本だとあまり
気にならないけど、アメリカでは「ヤク中で今にも死にそ
うな人」という意味なので、気軽に使わない方がいいと
San Diego時代のルームメイト、ジョンに忠告されたっけ。

私は水谷先生の本を読んでいたので、日本で唯一の民間
薬物依存症者回復施設「ダルク」は知っていたが、今回
「アラノン・ジャパンGSO」というNPO法人の存在を知った。

アラノンはアルコール、または薬物依存の問題を持つ人
の家族と友人の自助グループだ。各地で定期的にミー
ティングを開いており、そこに参加する事によって、
助けを得る事ができる。

ミーティングには、身近な人のアルコール、または薬物
の問題から影響を受けたと感じる人達が集まっており、
参加者はそこで自分の体験を話し、他の人の話に耳を
傾ける。参加者は皆、同じ経験をしているので、共感
を持って受け止める事ができるという。

同じ苦しみを持った他の多くの仲間と出会い、語り合う
事によって、愛と希望と勇気を与えられる。アルコール、
または薬物依存症を病気として正しく知る事ができ、
この病気に対する好ましい態度を学ぶ。

参加したいグループには、事前に連絡する必要がなく、
直接、会場に行くだけだ。また、アラノンミーティング
には会費も月謝もなく、自分達の自由な献金だけで
自立しているという。

もし、あなた自身やあなたの周りで、アルコールや
薬物問題で悩んだり、苦しんだり、困っている人が
いたら、一度連絡してみるといいと思うよ。

あなたは決して一人じゃないからね。

何があっても大丈夫!

「アラノン・ジャパンGSO」Webサイト
http://www.al-anon.or.jp/index.html

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