横浜中華街へ、上映時間90分の「映学」を見に行った。
「映学(エデュテインメント)」とは、内容を心で学び、
それを実践する事だそうで、この 「アースピルグリム
(地球巡礼者)」では、エデュテインメント(Edutainment=
Education + Entertainment)という新しいコンセプト
を提案し、何回も繰り返し見て、多くを感じ取って
ほしいと、主催者からのご挨拶があった。
監督はエハン・デラヴィで、私は以前、彼のセミナーに
参加した事があり、メルマガを購読していた。エハンの
文化圏、スコットランドとアイルランドのケルト文化では、
円卓のアーサー王と騎士達のストーリーがあり、彼らは
「聖杯」を見つける冒険を続けなければならなかった。
聖杯とは、「真実を理解すること」のシンボルであり、
「アースピルグリム」では、エハンが世界中を旅しな
がら、「真実を理解すること」を捜し求め、素晴らしい
人々にアドバイスをもらって行く。
それは人類学者、エコロジスト、シャーマン、物理学者、
植物学者など、全く異なる分野の人々で、エハンは旅
の中で、大きな巡礼を2つ体験している。
1つは1,300kmに渡る四国巡礼、もう1つはペルーの高地
での巡礼だ。5,000mのアンデス高地に、6万人の原住民
の人々が集う「コイヨリッティ」という巡礼を撮影しに行った。
人は皆「巡礼者」と聞くと、あるイメージを思い浮かべる。
日本では、おそらく四国のお遍路さんが有名だろう。この
映画は、エハンが実際に四国でお遍路をしている間に、
アイデアができ上がったんだとか。
だが、これは一般的に想像されるような巡礼の映画で
はなく、現代社会において、私達が「巡礼者であること」
の意味の深さをお伝えしたいと、エハンは言う。
私達の住む「母なる地球」が、深刻な危機的状況にある
中で、「巡礼者の精神」がどれほど私達の心の備えに
なるのかを知ってほしいという、切なる願いからだ。
映画は、監督エハン・デラヴィが「アースピルグリム」の
意味を求めて、世界中を旅するという形で進められていく。
「アースピルグリム」とは、「新しいタイプの巡礼者」の事で、
私達全員が自分自身の心の持ちようを変える事によって、
なる事ができるという。