「シンゲルリンゲン」とは、
スウェーデン語で「独身指輪」の意味。
「シンゲルリンゲン」とは、
「結婚や婚約の指輪があるのなら、独身である事や恋人募集中で
ある事を知らせる指輪があってもいい」と、30代のスウェーデン人
起業家の男性が考えた指輪。
鮮やかな水色で、表面の一部が半月型にカットされたデザイン。
サイズは4つあり、男性も女性も、どの指にはめても構わない。
更に
指輪の裏側には、女性用サイズと男性用サイズの2つ1組で、同じ
シリアルナンバーが刻まれている。
それは、見知らぬ誰かと数字で繋がるという遊び心であり、現代版
「赤い糸」という訳だ。
売れ行きは?
スウェーデンでは2005年6月末から発売され、ネットを通して
ヨーロッパに広がり、10月までの販売個数は約2万4,000個。
日本でも、スウェーデンのホームページから購入でき、男性誌が
取り上げた。
それからは、ブログなどでの書き込みも増え評判が広まった。
ビームズでは、2005年9月から「シンゲルリンゲン」(7500円)
を輸入し、25の直営店で販売中。購入者は10代から40代までの
男女で、1種類の指輪がこれだけ幅広い層に支持されるのは珍しい
という。
本、テレビ、映画でも大ヒットした「純愛」である。
多くの人が「純愛」に涙し、そんな出会いに憧れる。
が、現実は厳しい事を知っている。
しかし、出会いたい。
だからこそ「シンゲルリンゲン」という「指輪」が欲しいのではなく、
「出会いのお手伝い」という心強いサポートが欲しくて購入している。
まだまだ「“純愛”を取り持つお手伝い」商品は、発展の可能性があり、
売れそうである。
/清水 惠子(トレンド活用マーケッター)
メールマガジン「トレンドを斬る!~砂の中のダイヤを3秒で探す秘術」より抜粋、引用
♪南インドの海岸に来ていた若いカップル。女の子が無邪気に海へ走って行くと、その姿をデジカメに撮って、うれしそうに手を振る彼。うーん、これこそまさに、世界共通のデートの王道だぁ(笑)