2009 年 2 月 3 日 のアーカイブ

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本来は飛べない鳥である“Chabo!”が、世界で羽ばたく事ができたら・・・

2009 年 2 月 3 日

経済評論家・勝間和代氏のベストセラー「お金は銀行に預けるな
(光文社新書)」の帯には、今、下のロゴマークが印刷されている。

よくよく見ると〈この本の売り上げの一部は、世界中の難民・
被災民の自立支援に使われます〉とある。

実はこれ、勝間氏の発案によって実現した印税寄付プログラム。
その名を「Chabo!(チャボ)」という。「チャリティ・ブック・プログ
ラム」の略称だが、印税の20%を特定非営利活動法人JEN(ジェン)
を通じて、海外での様々な支援活動に充てる試みである。

念のため申し添えておくと、寄付分の金額が価格に上乗せ
されている訳ではない。読者の側は、今まで通りに本を買う
だけで、チャリティに参加できるという仕組みだ。

寄付先のJENは、1994年に設立された国際支援団体で、これ
まで16ヶ国で130万人を支援してきた実績を持つ。BOOK MAGIC
というサービスで、書籍を活用した寄付プログラムをすでに
立ち上げていた事、現地事務所を持っていて使途について、
厳しく監視しているといった点が決め手となって、今回
「Chabo!」との連携に至った。寄付金の使い道に関しては、
その都度、公式ブログ等で報告される予定だ。

5月のスタート時点で「Chabo!」に参加表明している作家は、
勝間氏を筆頭に5名。「世界No.2営業ウーマンの『売れる営業』」
に変わる本」の和田裕美氏、「はじめての課長の教科書」の
酒井穣氏、「ビジネスマンのための『発見力』養成講座」の
小宮一慶氏、そして「投資信託にだまされるな!」の竹川
美奈子氏と、いずれもビジネス書の世界でおなじみの面々。

それだけに今回の試みは、出版界全体を巻き込んだムーブ
メントに発展する可能性がある。現段階で対応している書籍
は14冊。勝間氏によれば「今後、更に3名の作家の参加が
決定しています」との事である。

もちろん、メンバー数はこれからも増える見込みだ。出版社
も続々と協力体制を敷いており、取次会社に至っては、200~
300店舗規模でのイベント企画が進行中という。

また、6月には丸善・丸の内本店や有隣堂・横浜駅東口ルミ
ネ店、銀座・教文館での独自フェアも予定されるなど、大手
書店も積極的な動きを見せている。

「本来は飛べない鳥であるチャボが、世界で羽ばたく事がで
きたら・・・」と いう願いを込めて名づけられた同プログラム。

勝間氏は「本を自由に読めるという事は、とても幸せなこと。
それが叶わない世界の子供達に思いを馳せながら、私達
にできる事を考えていきたい」と語る。

読書の愉しみを国際貢献へと繋げるこのチャレンジ。
その一翼を、読者諸兄も担ってみてはいかがだろうか。

/ダイヤモンド社のビジネス情報サイト「ダイヤモンド・オンライン」より抜粋、引用

「Chabo!」のHPはこちら。オープニングがカワイイんだな、
コレがっ。赤い鶏冠(トサカ)をクリックしてみてね♪
http://www.jen-npo.org/chabo/
20090203
♪コレが「Chabo!」のロゴマーク。現状では、帯にロゴマークのない物も混在しているそうだが、対応書籍であれば、帯の有無に関係なくJENに寄付されるんだそうな。このカワイイ「Chabo!」マークを覚えておこう。

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