「今日、明日、困難が待ち受けていようとも、私には夢があります」
アメリカ初の黒人大統領、オバマ氏が敬愛する人物に、
キング牧師(マーティン・ルーサー・キング・ジュニア)がいます。
1964年のノーベル平和賞受賞者。
アメリカの人種差別の歴史を語る上で重要な人物の1人です。
キング牧師が子供の頃、彼の住む町には、至る所に
「白人専用」
という言葉が書かれていました。
店にも、レストランにも、トイレにも・・・
その言葉を見る度に彼は、暗い気持ちになりました。
「僕に、何か悪いところがあるのかな?」
けれども、母親はそんな時、言いました。
「あなたはいい子よ。
誰にも負けないくらい」
彼は、聖書の言葉や牧師である父の言葉に
慰められ、心を奮い立たせました。
「僕も大きくなったら、
人々を勇気づける言葉を語ろう」
彼は、大人になり、父と同じように牧師となりました。
そして、人々を励ます力強い言葉を
語るようになりました。
「暴力に暴力で応えてはいけない」
「拳(こぶし)ではなく、言葉で正義を勝ち取るのだ」
「愛こそが、あらゆる問題を解決するたった1つの鍵だ」
肌の色や人種で差別されない、
真の自由と正義と平等を勝ち取るために、
語り続け、行動し続けました。
「私には夢がある。
このアラバマ州においても、
いつの日か
幼い黒人の少年たち少女達が、
幼い白人の少年たち少女達と手を繋ぎ、
兄弟姉妹として歩けるようになる日がくるだろうと」
長い抗議運動の結果、
「白人専用」
の標識は、町から消えていきました。
彼は亡くなるまで、
言葉によって人々を励まし、勇気づけ、
自由を勝ち得る闘いを続けました。
そんな彼を
今も多くの人が、
尊敬し、感謝しています。
★今日の話から学べる幸運のヒント★
言葉は自分を動かし、人を動かす。
自分や人を勇気づける言葉を語ろう。
【出典】絵本「キング牧師の力強い言葉」 http://tinyurl.com/cdor3l
※キング牧師(マーティン・ルーサー・キング・ジュニア)
1929年1月15日、ジョージア州アトランタ市に生まれる。
1968年4月4日、遊説先のテネシー州メンフィスに遊説先で暗殺。
しかし、彼の言葉は、人々の心に生き続けています。
★1963年8月28日のワシントン大行進の際、リンカーン記念堂で
行われたキング牧師の有名な「I have a dream」のスピーチ
http://kobemasschoir.org/special/kings.html
/中井 俊己(作家、教育コンサルタント)
メルマガ「心の糧・きっとよくなる!いい言葉」より引用
♪東大阪・石切神社に行く途中の不動明王。パーキンソン病の伯父を看病し、面倒見ている伯母は、とても信仰心の篤い人で、石切神社に行く時は、必ずここでお参りをする。老病介護の現実をまざまざと見せつけられ、胸が締めつけられる思いだった。どうか私と私を取り巻く全ての人々が、心身共に健康で、平和に満ち満ち、豊かで幸せに暮らせるよう、いつまでも見護って下さい。