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巡拝

2008 年 10 月 12 日

私も7月に南インドへ巡礼の旅に行ったが、未空母の周った
お遍路では、巡礼といわず「巡拝」と呼ぶのが普通らしい。

お遍路は、88ヶ所全ての札所の巡拝を終える事で、 願い
が成就し、霊場巡りの締めくくりとなるが、必ずしも第1番
札所から順番に周らなくてはいけないという決まり事は
なく、自分の気に入ったお寺から始めて、1周しても「結願
(けちがん)」となる。

そして1周してもなお、ずっと歩き続ける人がいるらしいが、
その昔、大飢饉や不治の病など、様々な理由から口減らし
のため、生まれた土地を追われた人々が、お遍路さんと
して終わりのない旅を続け、その土地に骨を埋めたという
悲しい歴史がある。あの白装束は死に装束でもあるので、
亡くなるとそのままの格好で埋められたんだとか。

宗教的な聖地を訪れるための巡礼の道は世界中にあるが、
決まったお寺を順番に周ったり、そのコースが山手線の
ように環状になっているのは、四国遍路の特徴らしい。

言われてみれば、確かに。やはり、基本は「輪=和」で、
始まりも終わりもないという意味なんだろうか。また、
お遍路には「お接待」という、巡拝者に対してジモティー
の人達が食べ物や飲み物、宿などを提供する「お布施」
の伝統がある。

基本的に巡拝者は、お接待を断ってはいけないとされて
いるのは、お接待する人は、そのお布施が功徳となる
システムだからなのだ。お接待をする側もされる側も、
どちらも感謝の念で成り立っているお遍路の世界。

私もいずれ巡拝してみたい。そのご縁が頂けるまで、
NOエスカレーター&NOエレベーター&片足歯磨き&
片足皿洗いetc. 足腰を鍛えておこう(笑)
20081012
♪見るからに、ご利益ありそうなお茶でしょ(笑)。ありがたやありがたや。

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