白い服は、男性用はクルタパジャマ、女性用はパンジャビ
(またはパンジャブ)スーツと呼ばれ、日本でいうパジャマ
の語源にもなった。
南インドのガイドブックにも載っているという☆☆☆☆☆
のホテル(←絶対だな(笑))には、小さなゴキちゃんが
「ナマステ」とどこからともなく出てくる。
旅のお導き役で、インドにはもう40回以上通っているG氏
によれば、シャワーから蛇が「ナマステ」という事があっ
たり、部屋に前の人の服が置いてあるなど、インドの旅
にはリラ(戯れの意味)がつきもので、そのリラを楽しめ
る人だけ、旅にご参加下さいという事だった。
背中に砂粒が付いていたので、掃おうとしたら今度は、
それが指に付いて、よくよく見たらダニだったという方
がいた。幸い私の部屋は、シャワーから茶色のお湯が
出る事はなく、蛇やダニにナマステされる事もなかった。
最近、日本でも多くなってきたカードキーだが、今回
泊まった南インドのホテルでは夜寝る時、このカード
キーを抜いた瞬間、灯りが消えるのと同時に、クー
ラーまで消えるという徹底したエコぶり(笑)。
真っ暗な中、蒸し風呂状態で朝まで過ごすか、煌煌
と灯りがつく中、クーラーをつけたまま寝るかの二者
択一を迫られ、もちろん窓には網戸がない。ってな
ワケで、眩しい部屋の中で、朝まで過ごす事にした。
私は出張や海外に行く時は、必ず睡眠薬を持って行く
のだが、南インドでは一日もお世話にならなかった。
ちょうどこの頃、日本では洞爺湖サミットが開かれ
ていたが、インドにエコは有り得ないと思いつつ、
エコよりエゴを優先した私であった。