時計草の家からの帰り、感動覚めやらずで、早速ググってみた。
時計草は花を前から見ると、時計の文字盤のようで、南アメ
リカ中西部のブラジルからペルーが原産。
花の形が時計の文字盤に見えるので、「時計草」という。学名
は「Passiflora caerulea」で、時計草科の時計草属、つる性
の常緑低木。原産は温帯から熱帯まで、開花は7~11月。
花の直径は10cm程度で、暖かい土地では露地に植えられ
るそうな。花弁に見える花被が10枚あり、ヒゲ状の副花冠
が花を取り巻いている。中に花弁とオシベ、メシベがあり、
挿し木で繁殖させるのだが、この形が十字架にかかった
キリストに見えるらしい。
えっ、キリストが登場しちゃうワケ? おーっと、スゴい展開
になってきた(笑)。時計草の同属にはパッションフルーツが
あり、実は食用となる。英名は「Passion flower」で、Passion
には熱情、情熱、熱愛という他に、キリストの受難という意味
もあるんだな、コレが。花言葉は「聖なる愛」ときたもんだ。
時計草の驚くべきストーリーは、ここから始まるのだよ! 欧米
でキリスト教の受難の姿に見立て、パッションフラワーと呼ばれ
るのは、その昔、スペインの宣教師がこの花を見た時、中央で
3本に分裂した柱頭が釘、5本のオシベの葯(やく:花粉を入れ
る袋状のもの)が5ヶ所の傷、棒状の鮮やかな副花冠がいばら
の冠、花弁状の10枚の花被片が10人の使徒、巻きひげが
迫害者のムチと見なしたからだそうな。
さすがは宣教師ならではの素晴らしい観察眼だ。私には全く
思い浮かばなかったね。ますます感動したよ(号泣)。これ
からはもっともっと、じ~っくりと観察するコトにしよう♪