電車の優先席が好きではありません。
本来、優先席などを決めなくても、お年寄りなどには
席を譲るのが当たり前だからです。
でも、残念ながら、譲らない人が多いから
優先席を用意しなくてはならないわけです。
残念なことですが、正論ばかりでなく、
直面した一つ一つの問題を
具体的に解決してゆくのも大切なことと思います。
ところが、その優先席に、明らかに
健常者が座っていることがあります。
もちろん、空いていれば座ってもかまいません。
でも、お年寄りが乗ってきても、
居座ったまま席を譲らない人がいます。
「譲って差し上げたら」
と言うのにも勇気がいるでしょうし、
注意したため、ボカボカに殴られたという事件も
ニュースになっています。
日本は、どうなっちゃったのでしょうか。
さて、筑波君枝著
「こんな募金箱に寄付してはいけない(青春新書)」に、
こんなことが書かれてあるのを見つけました。
なんと、「優先席にはあなたが座ろう」というのです。
びっくりしました。
よく読み勧めると、意図が理解できました。
空いている優先席に「あなた」が座ってキープしておく。
もしお年寄りや妊婦さんなどが乗ってきたら、
「あなた」が席を譲ってあげよう、というのです。
「空いていても優先席には座らない」
という人が多いと思います。
でも、あえてそこを自分がキープしておく。
誰か心無い人に座られないように。
こんな考え方もあったのか、と驚きました。
「素晴らしい」
と思うと同時に、何だか空しさも覚えました。
賛否両論でしょう。
でも、ここまで社会のことを考えて
実践している人がいると思うと、うれしくなりました。
そこに思いやりの心があれば、あれも正解、これも正解。
/志賀内 泰弘(10年後の世の中を良くしようという「プチ紳士を探せ」運動代表、編集長)
メルマガ「プチ紳士を探せ!運動事務局“ギブ&ギブメルマガ”」より引用
♪森鴎外旧居に隣接されているホテルのお風呂には、こんな足つぼマットがある。全種類試してみたんだけど(笑)、結構くるなぁ。ずいぶん歩いたもんね。足裏は正直だわ。