4/12付「梔子飯」の作り方は、梔子(くちなし)の実を煎じて、
それに塩を加えて焚いたご飯であり、これこそが日本版サフ
ランライス(笑)。食べてみたいなぁと思ったら、My医女チャン
グムが梔子について教えてくれた。
“梔子について、「日本薬草全書」には以下のように書かれております。
果実は寒性で苦味。
薬効:消炎、排膿薬、皮膚疾患薬、精神神経薬、利胆、解熱、鎮静、止血
薬用:肝炎、黄疸、鼻血、吐血、血便、血尿、胃潰瘍の出血、不安、不眠
外用薬として打撲、捻挫、神経痛に、山梔子と黄柏を1:3で使う
寒性ゆえに熱性疾患に使えるわけですね。東洋医学では、皮膚疾患
や出血の原因は「熱」に多いので、なるほど!という感じです。精神
神経薬や鎮静に使うのも、それらが「熱」に起因する場合なのでしょう。
食用の欄には、「香りの良い花は珍味である。わずかに甘く、咲いた
ばかりの新鮮な花弁は煮ると粘りが出て、酢と醤油で味付けして食べ
ると美味しい。花を乾燥して茶に混ぜて香りをつける」とありました。
学名が「ジャスミンに似た大きい花」だそうなので、ジャスミンと同様
に使えるって事らしい。残念ながら梔子飯の記述はありませんでした”
なるほどね。梔子の果実は寒性だから、熱性疾患に効くワケだ。
ちゃんと意味があるんだね。でも、梔子飯はマイナーなのか。
そーいえば、♪クチナシの花の~花の香りが~って歌詞がある
ぐらいだから、イイ匂いなんだろうね。酢醤油で食べるのは、
菊の花もそうだわ。美味しいとは思わないけど、これまた香り
は強い。薔薇ジャムって聞くんだけど、本物は食べた事がない。
梔子の薬用に不眠ってあるんだけど、竹橋・国立公文書館で
開催されている「病と医療」展では、病気等で眠れない患者
の治療法として、頭の脇に盥(たらい)を置いて、そこにポト
ポトと水を垂らす。それを数えながら眠るのが良いっていう
んだけど、「お水が一滴、お水が二滴・・・」とか言ってたの
かな(笑)。ってコトは「羊が一匹、羊が二匹・・・」と同じ
原理じゃん。そういう不眠治療は昔からあったんだね。
My医女チャングム、ご親切にどうもありがとうございました!
またまた勉強になりましたよ。いつも非常謝謝!
皇居東御苑に咲いていた「ギョイコウ」という緑の桜。珍しいと思ったら、ジモティーでも見つけたよ。この微妙な色具合が、♪エキゾチ~ック ジャペ~ン Goですって感じだね(笑)