健康食品には、効果どころか逆に健康を害するものもあります。
そこで、今週は厚生労働省から提示されている
「健康食品の虚偽誇大広告にだまされない方法」9か条を
お送りいたします。
1. 「即効性」「万能」を、うたう。
2. 「がんが治った」など、過度の期待を抱かせる表示。
すべての人に、同一の効果が出る健康食品は、ありません。
3. 「天然食品だから安全」といった表示。
天然であることと、効果・安全性は無関係。天然素材でも、
有害なものは、いくらでもあります。
4. 「新しい科学的進歩」「奇跡的な治療方法」
まだ認められていない医薬品を含む場合もあり、健康被害に
つながることもあります。
5. 「驚くべき体験談」
その食品と、健康効果の因果関係を証明するものでは、ありません。
6. 「厚生労働省許可」「厚生労働省承認済み」
厚生労働省による、事前許可などがある健康食品は、
「特定保健用食品」のみです。
7. 「○○に効くといわれております」
まったく効能の根拠がありません。
8. 「特許番号××」
特許と効能はまったく無関係です。
9. 「○○を食べると、3日目ぐらいに湿疹が見られる場合が
ありますが、これは、体内の毒素などが分解され、
一時的に現れるものです」
このような表示は、もっとも危険です。
副作用まで、食品の効果であるように勘違いさせるものです。
また、「コラーゲン配合」などと、多くの人が「体にいい」と
思い込んでいる成分を、効果もうたわず表示するものも、
消費者の思い込みを利用するものです。
くれぐれも、広告の雰囲気に惑わされないように、ご注意を。
/佐野 隆一(サプリメントアドバイザー)
メルマガ「こころのさぷり。体のサプリ。」より引用
♪池袋で見かけた看板は、これも一種のだまし絵なのか?