その人は昨夜から苦しんだ挙句、年内にカタをつけようとある決断をし、
すぐさま実行した。だが、結果は散々で、かなりの期待をもっていた
が故に、絶望は否めない。どうすればいいんだろう?
その人は考え、ある人にMailを送ろうと考えたが、やめた。そして、
別の人に手紙で自分の思うがままを綴ろうと思ったが、それもやめ
てしまった。なぜか?
相手が読んだところで、何の意味もなさないと判断したからだ。その
辛さは過去にも経験して、様々な事を学んだが、今回もまたカタが
つかなかったのは、来年もまだ持ち越せという意味なのか?
もういい加減、それをスッパリ断ち切りたい!
その人は本気で考えていた。精神世界系には、お決まりの文句がある。
「あなたに必要な事しか起きません。あなたが許している事しか起き
ません」と。本当にそうなんだろうか?
それでは救われないその人は、あるTV番組で見た女優の一言が
気になっていた。
「受け入れればいいんです」
そして、自然にある決意をしたところ、ふと、言葉が降りてきた。
♪石切神社から帰る途中、水かけ不動明王に寄った。隣の仏様はいずれ、苔仏になる日も近いだろう。伯母と一緒に水をかけ、みんなの健康と幸せを祈る、祈る、祈る。