2007 年 12 月 5 日 のアーカイブ

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東の巣鴨、西の石切

2007 年 12 月 5 日

石切駅から神社までは下り坂になっているのだが、かなり急な所もあり、
その坂道沿いの参道には、洋服屋、和菓子屋、漢方薬屋、漬物屋、
食堂etc. レトロな雰囲気のお店が数多く並んでいる。

寝屋川の伯母は、「東の巣鴨、西の石切って呼ばれてるんだよ」と教え
てくれた。こういう隠れた名物スポットって、好きだなぁ。だって、都内に
“空庵”を実現化する時は、巣鴨のとげ抜き地蔵近辺がイイなぁって思っ
てるんだもん(笑)。まさに、ココロのお休み処って感じがしませんか?

だが一番驚いたのは、これでもかっ、これでもかっと思うぐらいの占い屋
の多さ! これこそ石切名物!  ホ~ントその店の数に圧倒されるばか
りで、マジで凄いんだよ。こんな光景は、石切でしか見られないよ、絶対!

駅から神社までは、私の感覚では2km近くあると思うのだが、両側のお
店をキョロキョロ見ながら歩いているので、あまり距離を感じさせないん
だよね。何もない参道だったら、かなり遠いと思う。

石切は参道が狭い事もあり、東京の巣鴨に比べ、下町感覚が強く、もっと
庶民的だ。話好きの伯母には、常連のお店があり、前を通ると素通りが
できない。「あら~、久しぶりじゃない」「死んでると思ったでしょ?」
「そうよ、顔見せてくれなきゃ心配するわよ」と元気な女将さんとの
会話が弾み、奥の畳の席で、名物のよもぎうどん定食を食べる。
定食に付いている煮込んだ北海道のジャガイモがおいしい。

今にも寅さんが入って来そうな、昔ながらの食堂に入ったのは久しぶりだ。
私は出張という事もあり、ヒールにスーツ姿なのだが、ここでは思いっきり
浮いていた(笑)。

伯母が楽しそうに笑っている姿が、とてもうれしい。パーキンソン病
の伯父の看病を毎日、本当にご苦労様。どうもありがとうございます。

心の中で手を合わせつつ、穏やかで温かな時間が流れていた・・・
20071205

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