San Diegoにいた時、通っていた語学学校UCSD Extensionで、私の
クラスでのVolunteer(←ハイ、おさらいね。慈善行為じゃないよ、
自発行為だよ(笑))精神がなかったゆえに、イタリア人ジゴロに
負けてしまった悔しい思い出。
彼の方が総合成績が良かったという衝撃の事実もさる事ながら、
何より驚いたシステムがある。それは?
アメリカでは学期末に、生徒が先生を評価するのだ!
それも自筆だと誰が書いたかわかってしまうので、一旦タイプで打ち
直したものが、先生に渡されるという。生徒が書き込んだ紙は、その
先生以外の手によって封筒に入れられ、生徒の目の前で封が貼ら
れる。厳重に管理された封筒は、そのままタイプライターの人の元へ。
その結果、生徒からの評価の良し悪しによって、先生の首が繋が
ったり、繋がらなかったり。とにかく日本の学校とは比べものになら
ないくらい、シビアな現実が待ちうけているので、どの先生も授業
に工夫を凝らし、熱心に生徒を指導する。
これこそ教育の素晴らしい「善循環」ではないだろうか?
このシステムには、心底感動してしまった。ある先生に「こんな
システムがあるアメリカは、なんて素晴らしいんだ!」と言うと、
「日本の先生は、生徒から評価されないの?」と目を丸くされ、
「だったら、私も日本に行きたいわ」と笑っていた。
先生だって、言われて耳の痛い事や正直、ムッとする事もあるだ
ろう。でも、言われて初めて気がつく事がある。
私もつい最近、あるクライアントさんから言われた事が気になって
いたのだが、今週になって私がクライアントとして同じ体験をした。
そして、ようやくその気持ちを理解する事ができたので、とても
感謝している。何も言われなければ、私は何も変えず、そのまま
突っ走っただろう。
これではいけない、と気づいて、それを腑に落とし込んだ事が大き
な学びだった。とはいえ今後、どれだけの事ができるか全くわから
ないが、今自分にできる事=空庵風に略して“イマデキ”を一つ一つ、
気づいた事を一つ一つ。
San Diego時代、一番仲の良かったフランス人の友達Nadineから、久々に手紙が届いた。彼女は南プロヴァンスに住んでいるのだが、ボーイフレンドとマラソン大会に出場して、10km完走したらしい。スポーツ&旅をこよなく愛するアクティブ・ウーマンのNadineは、超好奇心旺盛でとにかくタフ。いつもバカンスを楽しんでいる。「フランスにはいつ来るのか?」といつも書いてあるので、すっごくうれしいなぁ。メルシー・ボク~。いつか必ず会いに行くから、待っててねNadine♪