最近、公共広告機構(AC)のCMで、「江戸しぐさ」というものを
紹介している。私が読んでいるメルマガ「精神世界の叡智(発行者:
龍氣〈りゅうき〉さん)」には、江戸しぐさの実践編が載っていた。
そんな粋なしぐさを知れば知るほど、日本人は民度が高く、素晴ら
しい智恵と情緒豊かな文化を持っていたんだなぁとうれしくなる。
これは気がついた時に、まず私自身が実践していきたいと考えた
のと同時に、空庵の皆さんにも是非、紹介したいと思ったので、
以下に引用させて頂く。
【肩引き】
人とすれ違う時に右肩、右腕を後ろへ引いて、互いにぶつからない
ようにするしぐさ。混み合う江戸の下町では、互いを人間として
尊重し、思いやる挨拶しぐさでした。
【七三歩き】
江戸では道路の7割は公道、自分が歩くのは道の端の3割と心得て、
急ぎの用事がある人や荷を運ぶ車に道を譲りました。おかげで
急病人や急用の飛脚は、邪魔されずに走れたのです。
【束の間つき合い】
人はみな、仏様の化身と考えていた江戸では、道で出会った
人や渡し舟に乗り合わせた見知らぬ人とも、軽く和やかに挨拶
を交わしました。
【傘かしげ】
雨や雪の日、互いに濡れないように、傘を人のいない外側に
すっと傾げてすれ違うしぐさ。
【会釈のまなざし】
すれ違いに交わす思いやりの目つき。知った者同士が会釈する
のは当たり前。赤の他人でもすれ違う時、慈しみのまなざしを
交わしました。
【こぶし腰浮かせ】
江戸では、渡し場で舟が出るのを待っている時、後から乗って
来た客のために、こぶし分だけ腰を浮かせて、席を詰めるのが
当たり前のしぐさでした。
【うかつあやまり】
人様の足を踏んでしまったら、素直に謝り、踏まれた方も
こちらこそと言う。
【腕組みしぐさ】【足組みしぐさ】
江戸の商人にとって、腕組みや足組みは衰運のしるしと言わ
れました。いずれも相手に対しての敬意が感じられません。
そして、私が最も感動したのは、
【六感しぐさ】
江戸っ子は知識と同時に、視覚、聴覚、臭覚、味覚、触覚の
五感を研ぎ澄ますよう心がけていました。全てを自分で考え、
自分で行動するためには、五感をフル回転させて、瞬間的に
総合判断する能力(第六感)が必要でした。
いやぁ、さすが江戸っ子。六感しぐさとは、なんとも粋だねぇ。
そうは思わないかい、お前さん(笑)
♪ちょっと風邪気味だけど、薬も飲んだし大丈夫さ。今週末は横浜、来週は大阪出張が控えている。何としても治さなきゃね。きれいな夕焼けを眺めながら、元気をもらう。未空、ファイトだぁ!