高岡出張2日目の夜、明日の夕方は東京に帰るんだぁという解放感から、
疲れているのについ夜更かししてしまった。というのもTVにハマってしま
ったのだ。
えっ、コレって何の番組? 司会はピーター・バラカンとハーフの女性で、
タイトルがわからない。最初は「あっ、バラカンさんだ」とか思いながら、
ボーッと眺めていたのだが、2人とも一切日本語を話さない。
米語ではなく、あくまでブリティッシュ・イングリッシュにこだわるバラカン
さん。そして迎えたゲストの日本女性も英語で話す。それがNHKワールド
TVで放送している「ウィークエンド・ジャパノロジー」だった!
番組のサイトによれば、ジャパノロジーとは“日本学”。これまで伝えら
れてきた紋切り型の「日本人」や「日本文化」の枠を壊し、日本の魅力
を新しい切り口で世界に発信する、英語と日本語の2ヶ国語番組。
テーマは伝統文化から、最新のトレンドまで幅広い分野から取り上げ、多彩
なゲストによる経験をふまえたトークを通じて、日本の素顔を世界に向けて
伝えるんだそうな。こんな番組があるなんて知らなかったなぁ。
私が高岡で見た時は「豆腐」を取り上げ、外国人リポーター(←ユディ川口
というらしいんだが、ケラケラよく笑うんだ)による日本文化の紹介は「金毘
羅参り」。音楽コーナーでは、歌い継がれている名曲として、チューリップ
の「青春の影」をピックアップ。
豆腐の歴史や作り方、最新レストラン事情を紹介しながら、スタジオで
は木綿や絹ごし、沖縄豆腐を食べ比べる。それぞれ感想を語るのだが、
その表現方法がとても勉強になった。
全編英語なので、普段のTVとは違い、神経を集中して見ているのだが、
特に難しい単語も表現もない。豆腐にしても金毘羅参りにしても、日本
人なので大体の事はわかる。だから、英語がストレスにならない。
やっぱおもしろいんだわ、この番組!
San Diegoにいた時、少しずつ英語が聞き取れるようになってくると、質問は
わかったのに答えがわからない、逆も然りで、これが最大のストレスだった。
語学はそこそこわかってくるのがうれしい反面、それがストレスにもなると
いう事を実感した。San Diegoでも刑事コロンボが大好きで、よく見ていたが、
これが英語になると全然聞き取れず、ストレスの塊。
ルームメートのJonには、「未空はいつも怖~い顔して映画を見てる」と笑わ
れた事がある。映画が終わると、Jonを質問責めにして納得した後、ようやく
私のエンドロールとなる。これじゃ、眉間にシワも寄るわなぁ(笑)。
その点、「ウィークエンド・ジャパノロジー」はイイよ。英語でもさほどストレス
ないし、日本人には新鮮だし。オススメだわ。Check it Out!
「Weekend Japanology」のサイトは↓こちら
http://www.nhk.or.jp/nhkworld/japanese/japanology_j.html
♪富山名物「黒ラーメン」。この黒は、スープに使われている独特のたまり醤油(?)からきてるんだろうか。見た目よりアッサリ味なんだよね。これを笑い上戸のユディ川口が食べたら、どんなリポートするんだろ(笑)? ラーメンは日本の伝統文化なんだから、是非ジャパノロジーで取り上げてほしいよね。