断食といえば、2年前に山中湖で行われた前田行貴先生の「ウポワズ
(←サンスクリット語で「断食」の事だが、ウポワズは元来、「自己の
本性である神に還る」という意義をもっており、それゆえに前田先生は
単なる断食とは言わず、「お断食」と称している)&梅湯流し」を思い出す。
「腸は脳をコントロールできるが、脳は腸をコントロールできない」という
前田先生のお話に、梅湯流しは最高の人体実験だったと思う。綺麗にな
った腸は、独自の意志で活発に動き、生命力に満ち溢れているという事
を実感した。
あるヒーラーが「腸を綺麗にし、活性化させると、脳や思考力も同時に
活性化され、磨かれる」と言ったが、私はそこまで体験できなかった。
巷で「炭水化物ダイエット」が流行っているが、炭水化物は太らない。
それは食べ方の順序の問題なのだ。先に野菜類を食べた後に、
炭水化物を摂るとイイんだよ。
逆に、先に炭水化物を摂った後に野菜等を食べても、血糖値が上がって
しまっているので、太りやすくなってしまう。野菜類を先に食べる事で、
急激に血糖値が上がる事を防ぐので、その後の炭水化物は大丈夫だ。
また、かなりの空腹状態からの摂取も太る。
以前、断食による死亡事故があったが、このような悲劇が起きるのは、
ほとんどが復食期間だ。だから断食の場合、復食には細心の注意を
はらわなければならない。
腸を正常に戻すには、まず最初が「出す」、次が「整える」、後はそれを
「当たり前」にしていく、だそうな。これは前出のヒーラーの言葉だが、
「大腸の病気と共鳴する精神波動は“嘘”。他人につく嘘もさる事ながら、
自分自身に対して嘘をつき続けると、大腸に症状として表れやすい」
腸が弱い友人は、「そうかもしれないなぁ。自分に嘘ついて、派遣の仕事
してるもんね」と言っていた。
私は断食をする度、全ての臓器、骨や神経、血液、細胞の一粒一粒に
至るまで、自然に感謝の念が湧く。日頃、いかに感謝していないかと
いう裏返しでもあるのだが(泣)。とにかく自分を大事にして、できるだけ
今の状態のままで、土に返りたいと思っている。
♪所変われば、やり方も変わる。踏襲は時に呪縛となるのだろうか? 最近、色々な場面で考えさせられるテーマだ。私は何を目指すのだろう? 一度、まっさらにして考える必要がある。