「黄色いハンカチ運動」をご存知ですか?
えっ? 山田洋次監督の「幸福の黄色いハンカチ」なら
観た事あるって?
ごめんなさい。
ハズレです。
黄色いハンカチは、身障者や老人など身体の不自由な人達が、
困った時に振るSOSのサインです。
そして、この運動は「黄色いハンカチ」を振っている人を見かけたら、
「手助けしてあげよう」というものです。
提唱者は、自身も一級障害者である宇野弘信さん。
内臓疾患の障害のため、外見は健常者と全く変わらないのです。
いや、かえって丈夫に見えてしまう。
ある日の事・・・運転中の車がパンク。
外はみぞれ。手を振っても、対向車は過ぎて行く。
今度はタオルを振る。
ようやく、5台目のドライバーが停まってくれた。
ところが、パンクしたので助けてと言うと、
「パンクくらい自分で直しなっ!」と
走り去った。
外見が丈夫そうなのを見て・・・
駅の階段でも、苦しくて声が出ない時さえ、
誰も助けてくれない。
まだしも、
「いやねぇ、昼間っから酔っ払って・・・」
氏のそんな体験から生まれた運動なのです。
単純です。
が、
「困っている人」と「手助けする人」の両方が知らないと、
効果がありません。
この本をお読み頂いたあなたは、
もう覚えて頂けましたよね。
それだけで充分です。
ありがとうございます。
私はシルバーシートが好きではありません。
なぜなら、そんな物なくても席を譲るというのが本当だからです。
「黄色いハンカチ」なんかなくたって、
例えば車椅子の人を見かけたら、
「お手伝いできますか」
の一言が言える心が大切と考えます。
そう、黄色いハンカチは、
そんな優しい心を育むキッカケにすぎません。
詳細については、
NPO全国黄色いハンカチ推進本部事務局サトウワカバさんまで、
アクセスしてみて下さい。
http://npo-kiiroihankachi.com/
なお、提唱者の宇野弘信さんは、脳幹梗塞により2005年2月8日午後2時16分、
逝去されました。そのご遺志を継いで、サトウワカバさんが今日も東奔西走して
おられます。石川県や新潟県の中学校の副読本に採用されたり、信用金庫や
JAの支援を受けて、全国各地で広まっています。
/志賀内 泰弘(10年後の世の中を良くしようという「プチ紳士を探せ」運動代表、編集長)
メルマガ「プチ紳士を探せ!運動事務局“ギブ&ギブメルマガ”」より引用
「いい話 こころに一滴たちまちさわやか(志賀内泰弘著:JDC刊)」より
♪こちらは黄色い看板。イマドキ何があるかわからないもんね。「いかのおすし」なんて、私の時代にはなかったなぁ。とはいえ、かーなーりー苦しい(笑)