これじゃダメだ、絶対にダメだ! そこに、私と同じように考える人が現れた。
「今のままじゃ、努力不足と言われてもしょーがないですよね」
「そうですよね」
「絶対、後悔すると思うんですよ」
「しますよね」
「今日から本気でやろうと思います。後5ヶ月ですから。一生の内のたった5ヶ月ですよ」
「そうなんですよね。未空さんは私の次の段階にいるんですよね」
「いや、人それぞれですから。でも、一緒にやりませんか?」
「そうですよね。私もやりますよ」
「お互い顔晴りましょう!」
「ええ!」
と励まし合いながら、渋谷を後にした。〇〇といっても伏せ字ではない。単純
にマルかバツか。早速、濃紺のペンで毎日、カレンダーに記録する事にした。
これを思ったのは、NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」という番組で、
株式会社DeNA代表取締役社長の南場智子さんを見てからだ。私はこの
番組が大好きで、家にいる時はほとんど見ている。
彼女の会社はベンチャー企業であり、携帯電話サイトのネットビジネスが中心。
南場さんが出社すると、自分に課した目標「遅刻しない(人を待たせない)」
「キレない」~もう1つあったが忘れた~それらがちゃんとできたかどうか、
自ら〇をつける事から始まる。
彼女は社長であり、できなかったといって誰に咎められる事も、怒られる事も
ない。だからこそ、やるのだ。ここにこそ価値がある。これは自分との約束だ。
彼女は「仕事の失敗は、仕事で取り返す」と言う。私の場合は仕事では
ないが、これと同じ論理だった。だから、やる。できたら〇、できなければ×。
1日2つの〇がカレンダーに並べば、自分に合格。×が2つという事はない
と思うが、もしあったら、何らかのペナルティーを課す。どんなペナルティー
にするかは、まだ自分で決めていない。
南場さんは昨年、ウーマンオブザイヤーに選出された、とってもステキな
女性だった。お互い全く違う分野に生きているが、毎朝自分に〇をつける
日課は同じだ。彼女も顔晴る、私も顔晴る!
♪食事は全てセルフサービスで、時間には厳格だ。朝食はAM7:30~9:00まで、パンやコーヒーもある。「やわらぎの湯」は食事がおいしい事でも有名で、ご飯は白米より、十五穀米の方が大人気。私も真似っ子マネマネしてみた(笑)。宿泊者の食に関する意識は、非常に高い。私は普段、朝食を取らないのだが、旅に出るとしっかり食べる習性がある。かなりボリュームがあるが、見事に完食!