次に、子供の気質を「胆汁質」「多血質」「粘液質」「憂鬱質」の4つに分けて
理解する。私はどのタイプだったんだろう(笑)? 体質を3つに分けるアー
ユルヴェーダの「ピッタ(火)」「ヴァータ(風)」「カパ(水)」やチベット医学の
「ルン(風)」「ティーパ(胆汁)」「ペーケン(粘汁)」に通じるものがある。
シュタイナーは古今東西の医学書等を徹底的に勉強したに違いない。
また、人間の魂から身体までを「自我」「アストラル体」「エーテル体」「肉体」
の4層に分けて理解する。全て教育は芸術的に行われるべきであるとされ、
例えば5という数を理解するために、星形の絵を描いたり、星形に歩いたり
する。3の段のかけ算を理解するための予備として、3拍子に従って数字を
数えるんだとか。
「フォルメン」というのは、物の形の理解のための学習で、波形や渦巻き型
等の図形を色を使ってきれいに描く。水彩では物の形を描くよりも、色と色
との混ざり具合を楽しむといったような事が求められるらしい。
だが、何といっても有名なのは「オイリュトミー(オイリトミとも書かれる)」で、
シュタイナー教育の中心を成す。リズムに従って優雅に歩いたり、言葉を唱え
ながら母音の響きに従って体を動かす、絵や幻燈器・ビデオに振り付けをする、
オイリュトミーのみでしばしば即興するetc. 音楽は既成のクラシック音楽が
使われるが、シュトットガルト周辺にはそうした音楽を専門に作曲する集団が
あるそうで、即興演奏もそれに含まれる。
私はオイリュトミーを実際に見た事がないが、多分自分に子供がいたら、学校
見学ぐらいはしていたと思う。死後80年以上経っても尚、様々な分野で多大な
影響力を及ぼしているルドルフ・シュタイナー。まさに「智の巨人」の名にふさ
わしい。が、ルックスはどことなく「ロリータ」「ダメージ」のジェレミー・アイア
ンズ or 「吸血鬼ドラキュラ」で有名なジョン・バリモア(ドリュー・バリモアの
祖父)を彷彿させるんだよね(笑)。
友人の子供は多分、普通学校に入ったと思うが、最近の日本の学校には魑魅
魍魎(ちみもうりょう)が跋扈(ばっこ)しているとしか思えない事件が多発して
いる。子育て真っ最中の友人とその子供に幸あれと願うばかりだ。
♪コレって何の車? それにしても今の季節、これじゃあまりに寒いっしょ。オープンカーは確かにカッコイイけど、ザ・やせ我慢ともいえる(笑)