2006 年 11 月 19 日 のアーカイブ

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人を許し、自分を許す

2006 年 11 月 19 日

リズ・ブルボーさんの本「〈からだ〉の声を聞きなさい2」
http://www.tsukiten.net/osu.html に、

「人を許す事より難しいのは、
 その後、自分を許す事です」

と書いてありました。

例えば、幼い頃から、傷つける事ばかり言う母親を嫌い、
許す事ができない人がいます。

けれど、自分も成長し、
「母親にも、そうせずにはいられない苦しさや
 葛藤があったのだ」と気づいたり、

自分が責められていると思っていた時、
母親はそんなつもりではなく、良かれと思ってやっていたのだ、
という事に気づいたりして、
許す事ができるようになったとします。

けれどそうすると、逆に、
長い間、母親を嫌い、
憎み続けていた自分を許せなくなり、
責めるようになる、というのです。

私は、「相手を許す事」の大切さをわかっているつもりでしたが、
その後に、「自分も許す」という過程も必要なのだと
改めて気づかされました。

ものわかりのいい人や、他人をすぐに許せる人。

それは長所でもあるのですが、
そうできるのは、
「自分がガマンすればいいや」と思っていたり、
「自分も悪いところがあるから」と自分に非を負わせたり、と
知らず知らずのうちに、自分を犠牲にしているからかもしれません。

そうしていくと、じわじわと、
自分が傷ついていくのです。

「自分を非難するのを止める事」

とリズさんは言います。

「あなたは、ある事をしたからといって、
 自分を非難するのではなく、
 その事を通じて、
 自分が何を学んだか考えるべきなのです」

相手や自分を非難するのではなく、
それを通じて、自分はどんな感じをもったか。
それによって、自分はこれからどういう事を
避ければいいのか学べばいい、と言うのです。

「~しなくちゃ」「~でなくちゃ」と思う時。
そしてそれができなくて自分を責める時。
そこには必ず恐れがあります。

でも、この世に自分一人しかいなくなった時に、
それが恐れでなくなるものだったら、
それは、単に「人にどう思われるか」「どう思われたいか」
というものに過ぎません。

そういう事で、自分を責め、傷つけるのは
自分が不憫ですよね。

それが根深いものであればあるほど、
難しい事ではありますが、

「他人も自分も非難しない」

という事が、リズさんは「愛」だと言います。

だったら、チャレンジしてみるのも価値があると私は思います!

/恒吉 彩矢子
20061119
♪未空母がチベットで買って来た思い出のマットをボロボロにしてまで、ヤクを食べ続けた恐ろしき魔物・・・その名はみゅ~。全て許す(笑)

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