2006 年 11 月 13 日 のアーカイブ

ホーム >  未空ブログ > 2006 > 11月 > 13

座下

2006 年 11 月 13 日

未空母は毎月第2土曜、ジモティの禅寺で写経をしている。そんな未空母に80歳を
過ぎたおじーちゃんから筆が送られてきた。彼は自宅や高尾山で写経をしており、
太極拳仲間でもある。郵便物の宛名の下に「座下」と書かれていた。このおじー
ちゃんはいつも本を読んでいて、なかなかのインテリなんだとか。未空母も私も
初めて見たのだが、「座下」って何? 

「座下(ざか)」とは、封筒書簡文で先方の宛名の脇付(わきづけ)に記して敬意を
表す語。書状の宛名の左下に書き添えて敬意を表す語なんだとか。その他にも
「机下・几下(きか)」とは、書簡で宛名に沿えて書く語。相手の机の下まで差し
出すという意味で、敬意を表す「御中」「案下(あんか)」。

「硯北・研北(けんぼく)」は、採光のため机を南向きに置くと、人は硯(すずり)
の北に座る事から、手紙の宛名の脇に添え書きする敬語の1つ。「恵存(けい
そん・けいぞん)」は、おそばに置いて下さいという意味で、著者が献本など
する際に書き添えるものなんだとか。へぇへぇへぇ(笑)。

私が知っていたのは「御中」ぐらいで、これは今でも使うが、それ以外は見た事
も聞いた事もなかった。イマドキこんな言葉を添えて、手紙を出す人っているん
だろうか? 仮にいたとしても、無知な未空母娘のように受け取った側が知ら
ない場合も多いのでは? 

それにしても日本語って奥深いなぁ。思わず感心したもんね。この繊細さは他国
の何人(なんぴと)にも理解できないと思う。昔、車のベンツのCMで、24の季節が
ある日本なんていっていたが、あれは日本の広告会社が作ったからできたんで、
彼らにあの繊細さはなーいっ。キッパリ。ちょっと右翼チック未空(笑)。

さてこの場を借りて、インテリおじーちゃん、初めまして。いつも未空母がお世話
になっております。この度は写経用の筆を送って下さいまして、誠にありがとう
ございました。また奥深~い日本語を教えて下さいね。非常謝謝!
20061113
♪同じく無知な未空弟2号が送ってきた件名「怪しい店」。よく見ると、バットを持つ手が逆さまらしい(笑)。やはり経営者は小川直也なのか? ラーメンで何がハッスルなのか? 食べた後がハッスルなのか?etc. 疑問は尽きない。

twitterページ
facebookページ
Amebaブログ