「人生は参加する事に意義がある」
オリンピックも人生も、勝つ事だけが大事なのではありません。
人生において、大事なことはなんでしょう?
勝つ事でしょうか?
自分の設定した生きがいや、目的を達成する事でしょうか?
では、負けた人や生きがいを見出せない人、目的を達成でき
ない人、いや、目的さえよくわからなくなった人の人生は、
ムダな人生なのでしょうか?
「生きがいを持て」「仕事を大事にしろ」「努力しろ」
その言葉には、「人生をプロ意識を持って生きていけ」
という意味が含まれています。
でも、皆が本当にプロになる必要があるのでしょうか?
「負けるものは負けていい」
「落ちこぼれるものは落ちこぼれていい」
「怠け者は怠け者でいい」
それでいいじゃないですか。
みんな、それぞれ生きていれば。
人生を生きるのが下手なら、下手のままで楽しめばいい。
全員がプロになんか、なる必要はありません。
人生に失敗を重ねながら、泣きながら、でも涙を流しながら
笑う事だってできるんです。
人生は参加している事にこそ、意義があるんです。
だから、いらない人間なんて一人もいないんです!
/佐野 隆一