PCの上に「必見!」と書かれた朝日新聞の切り抜きが置いてあった。
情報提供者は未空母だ。ンっ、何? えーっ、こ、これは!?
「国宝 風神雷神図屏風~宗達・光琳・抱一 琳派芸術の継承と創造」
思わずおーーーーーっと声を上げてしまった。それもそのはず、66年
の歳月を経て、琳派の三巨匠が描く風神雷神図屏風が一同に展示
されるのだ!
私は風神雷神が大好きで、ファイルやマウスパッドを愛用している。
まだ科学で気象が解明されていない頃、雷や風、竜巻、虹etc.
当時の人々は、空の上で神様が何かしているに違いないと思った
のではないだろうか。天体はイマジネーションをかき立てる最高
の材料だ。今でも不思議に満ち満ちている、と私は思う。
雷は別名「神成」といって、神様が降りて来るという。だから一瞬
にして、その場の空気もキレイになるらしい。雷が近くに落ちた時、
パンパンと拍手を打つ人がいて、なるほどと思った(笑)。
国宝「風神雷神図屏風(建仁寺蔵)」は、桃山時代から江戸時代
初期の琳派絵師・俵屋宗達が描き上げた一世一代の傑作だ。遠く
インド・中国に由来する神々の姿を、古典絵巻に着想を得て描い
たこの屏風は、完成からおよそ1世紀後に同じ京都の絵師・尾形
光琳が模本を作り、更に幕末には、江戸で琳派を再興した酒井
抱一(ほういつ)が再び模本に挑戦したとか。
それにしても、この3つの屏風図が並んでる姿は圧巻だろうなぁ。
今からワクワクウキウキだ♪ 酒井抱一という名前は初めて聞い
たが、どんな人なんだろう。そして、この展覧会には超うれしい
シンクロがあったのだ!
♪遠方から来た友人と3年ぶりに会い、上野を案内した。上野公園内にある東照宮の唐門は国宝。両脇に見える昇り龍と下り龍は左甚五郎作。夜な夜なここから抜け出し、不忍池に行ったという。ある日、龍に釘を刺したところ、抜け出られなくなったとか。おみくじは私達が最後で、私は一番「大吉」だった!